王 弈韜 YITAO WANG
博士前期課程 写真・映像領域 百瀬 研究室
作品・研究テーマ
"Face to face"
写真の記録性に基づいて個人的なドキュメンタリー写真表現
ー Face to face
研究内容
写真は19世紀に誕生し、その記録性、精密な描写、時間を止める映像など、永遠に残す事ができる「記憶」である。
今年の3月3日、私は故郷に戻り、3年以上会っていなかった家族や友人に会った。私は2週間家にいて、その2週間、久しぶりに誰かと一緒に食事をしたり、買い物も遊びも一緒にした。 それ以前の3年間は、大部の時間は一人で黙って過ごしていた。久しぶりに会った友人と夕食をしながら話した時、私は当然のように彼の写真を撮った。 そして改めてその写真を見返すと、その日何を話したか、何を食べたか、どういう雰囲気でしたかはっきりと思い出すことができた。その瞬間、他人と付き合うことが自分には必要だと深く感じた。
人々の付き合うことの重要性を認識した上で、私は写真を撮ることにより相手との感情的なやりとりを記録して、そして相手とできるだけまっすぐに向き合いたい。身の周り人のリアルで自然なポートレートをとることによって、その時の人々や思いを大切にしたい。
制作計画・方法
一緒に時間を過ごす人たちを写真に撮ろうと思っていて、主に人を中心するスナップ写真とポートレートに基づいての作品を作りたいと考えている。
定期的に撮影対象と会う。そしてその場で相手の写真を撮る。一般的なポートレートと人物のスナップ写真両方を撮る。その上、人物の写真を補完する叙述として、自分と撮影対象が一緒にいるの環境や、会話に関する物の写真も記録する。作品の整理制作と共に、適当に説明のノートを写真と組み合わせして構成する。
撮影対象と自分の接点に基づいて(例えばバイト先の同僚はバイトする店、学校の友達は学校)について自分と相手がいる空間を撮影する。一緒に学んで、一緒に働いて、お世話になって、たくさん思い出を作った人たち全部まとめて記録しようと考えている。また、今就職に行った友達や、会うのが難しい人とも会う機会を作って、写真を撮ろうと考えている。
以上の計画に基づいて、写真を整理して、人との思い出の写真集を作りたいと思う。
展覧会、研究発表、プロジェクト活動等
- 2022年6月「島展」(福岡市美術館)
- 2023年1月「憂き世」(福岡アジア美術館)
- 2023年6月「島展」(福岡市美術館)
- 2023年12月「刻の断編」福岡アジア美術館
- 2024年9月「Prism」ソニーイメージングギャラリー銀座
プロジェクトプロファイルリンク
https://www.instagram.com/sheltervehicle/