概要
これは何?
インフォグラフィックスを活用したモーショングラフィックスによるHSP(エイチエスピー)の情報デザイン
動的なコンテンツを駆使し、SNS・WEBサイトでHSPの情報発信を行う
はじめに
HSP(Highly Sensitive Person)は、Aron(1996)が提起した概念で、感覚処理感受性が高いことにより、周囲からの刺激に過敏に反応してしまう人のことを指す。HSPは感受性の高さから、光・⾳・⾹りなどの外的な刺激に敏感で、他人の気持ちに共感しやすい、些細なことで疲れやすい、物事を深く考えるといった特徴が挙げられ、近年の日本では「繊細さん」や「敏感さん」という愛称で知られるようになっている。
背景と目的
近年、HSPに関する一般書籍の出版数が著しく増加した。特に2020年ごろから、書籍やメディアがHSPを取り上げることで、この概念が広く知られるようになった。これにより、多くの人々がHSPについて関心を持つようになったが、その一方で、情報の氾濫により誤った理解や偏った認識が広がる事態も発生した。飯村周平著(2023)の「HSPブームの功罪を問う」では、本来のHSPの概念から乖離した情報や、誤った解釈がブームとして広がっていることに警鐘を鳴らしている。また、このような状況から、HSPに対するネガティブな印象の定着が懸念されている。
このことから、HSPに関する学術的な情報を正しく発信し、一般に広まっている誤った情報との混同を解消する。具体的には、心理学の視点から見た学術的なHSPの知識を提供し、誤った解釈によって生じたネガティブなイメージを転換することを目指す。これにより、HSPの正しい理解を促進し、特性をポジティブに捉えられるような情報発信を目的とする。
調査
- 目的
インターネット上にある情報と心理学による学術的なHSPについての比較と、インターネット上にある情報から感じ取れるHSPに関するイメージについて分析し、研究背景の検証を行う。
- 調査方法
①情報収集に用いられる代表的なツールを使用し情報収集を行う
②論文や心理学者の著作などの学術的な情報源を用いての調査を行う
- インターネット上でのHSP
単語検索およびハッシュタグ検索を行い、コンテンツ内容のリストアップ、出典の記載、各ツールごとの特徴をまとめる。
- ①Instagram
Instagram内のハッシュタグ検索結果では、164万件の投稿(2024年4月5日現在)がある。多くの投稿が、自身のHSPとしての経験談を「HSPあるある」や「HSPさんは」といった表現を用いて発信していることが分かる。HSPに関する内容以外にも、ADHDやアダルトチルドレンといった発達障害、うつ病などの精神病を内容とした投稿にもハッシュタグが付けられていることがわかる。HSPについての内容ではないものの、ハッシュタグで関連付けされていることによって発達障害や精神病との混同が生じていると考えられる。
人気投稿欄に表示される20投稿のうち、すべての投稿に情報の出典元の記載がなく、学術的な説明や根拠付けも行われていない。また、HSP情報に特化したアカウントが多数見受けられる。HSP専門のカウンセラーやセラピストという肩書を使用し、HSPコミュニティの構築、公式LINEや他サービスへの勧誘、有料の講座や相談会を行っているアカウントが複数あることが分かった。
- ②X(旧Twitter )
Xでは、日常のつぶやきに加え、HSP同士のコミュニティを広げる目的でハッシュタグを付けた投稿が多く見られる。Instagram同様、発達障害や精神病等のハッシュタグと重ねて使用されている。HSPについて記載された投稿は少ないと感じたが、HSPであると自称するアカウントでは、日々感じるストレスや生きづらさをリアルな声として投稿しており、ネガティブな側面が際立って見えるように感じた。また、同様にHSPカウンセラーやHSPコンサルタントなどのアカウントが見受けられ、他サービスへの誘導や、有料のカウンセリングや講座への勧誘が見られる。
- ③Youtube・YouTube short・Tiktok
YouTubeでは、HSPあるあるや自身の体験談、HSP診断、HSPの紹介・解説、HSPを取り上げたTV番組のコーナーやその切り抜きなどが見られる。これらの動画は、HSPの「生きづらさ」をキーワードにし、「ハンデを抱えたHSPがどのように生きやすくの」を前提とし、その解決方法をテーマにした内容のコンテンツが多いと感じた。一方で、HSPに対する批判的なサムネイルやタイトルも一部見られ、目を引くサムネイルや挑発的なタイトルで視聴者の関心を煽る目的とされるコンテンツもある。
ここでも出典元や参考文献の記載がないものがほとんどである。解説動画や診断テストの動画においても、出典元の記載がないものが多いことが分かった。また、診断系の動画で参考文献として挙げられていた書籍は、学術論文を基にしておらず、学術的な説明が不足していたり、科学的根拠に基づいた内容ではない動画も見受けられた。YouTubeでも他サービスへの誘導や、有料のカウンセリングや講座への勧誘などが見受けられ、YouTubeの仕様を使った有料コンテンツへの誘導も確認できた。また、HSPのみを扱ったアカウントは少なく、発達障害・精神科医・心の病気・ストレス解消といった言葉で括られ、その中の一つのコンテンツとしてHSPを扱っていることが多いことが分かった。
TikTokやYouTubeショートなどの短い縦型動画では、HSPである自分の実体験を再現した「HSPあるある」や、横動画の切り抜き、解説動画が見られる。
- ④webサイト
Googleの検索結果一覧では、1ページ内の52記事中、心療内科やメンタルクリニックなどのウェブページが20件、まとめサイトが14件、NHKや社会福祉法人などの企業記事が11件、個人運営サイトが3件、心理学学会・心理学者運営サイトが2件という結果であった。心療内科の記事では、「気持ちが落ち込む」「生きづらい」といった言葉が繰り返し使用され、最終的には来院を促している。また、ほとんどのまとめサイトには「セルフチェック」「自己診断」といった質問項目が設置されており、○個以上に該当する場合はHSPである可能性が高いと記載されている。さらに、HSPを対象としたビジネスへの勧誘を目的としたウェブページも簡単に見つけることができる。
- ⑤インターネット上でのHSP調査から
HSPに関するコンテンツには、「生きづらさ」に焦点を当てたものが多く、学術的に説明されたものは少ない。また、情報の出典元が明記されているケースも非常に少ないことが分かった。これらのことから、学術的な(正確な)情報が得られ難い状況である。加えて、インターネット上にはHSP診断が数多く存在しているが、情報の信頼性が不明であるのにもかかわらず自己判断を促してしまう現状は問題であると考える。
これらのインターネット上の情報を元に、新たな情報コンテンツが作成され拡散される悪循環が生じており、本来のHSPの概念からの乖離の助長となっている。さらにHSPが精神病や発達障害と混同が起こりうるようなコンテンツが作成されていることも、乖離助長の一つであると考える。
- 学術的なHSP
HSPは心理学用語である。心理学研究としてHSPについて書かれた論文や、心理学者著書の書籍から調査を行った。
- ①HSPとは
HSPは環境感受性という特性がとても高い人たちを表す言葉である。アメリカの心理学者であるElain N.Aronが1996年に、“The Highly Sensitive Person”(邦題「ささいなことにもすぐに『同様』してしまうあなたへ。(2008)」は原著の刊行25周年を機に改訂が行われ「敏感すぎる私の活かし方(2020)」とタイトルを変え再版)で提唱した概念である。心理学では、この環境感受性が平均よりも高い人たちを指すラベルとしてHSPという用語が使用される。
- ②環境感受性とは
環境感受性とは、「ネガティブとポジティブ両方の環境に対する処理や知覚の傾向の違い」を説明するための心理学的な概念である。*4環境からの影響の受けやすさを表した感受性の概念であり、これは全ての人が持つ感受性である。環境感受性の高い人は、ポジティブな環境(良い環境)とネガティブな環境(悪い環境)の両方に対して強く反応しやすく、ニュートラルな特性とされている。
- ③HSP尺度
Aron&Aron(1997)は、SPS(感覚処理感受性)の概念が内向性や神経症傾向などのパーソナリティ特性と異なることを検証するために調査を行い、調査の結果から27項目のHSP 尺度(Highly Sensitive Person Scale)を開発した。
その後、HSP 尺度の邦訳を作成し、信頼性と妥当性を確認し、日本人の感受性を反映させ修正された19項目の日本版HSP 尺度(高橋)が作成された(図12)。HSP尺度は、感受性を測定するために作成されたものである。
したがって、学術的なHSP尺度では「HSPか非HSPか」を「診断」する目的で使用しない。心理学では、感受性を「ある」「ない」という特性ではなく、低いから高いまでの連続的なグラデーションのある特性として研究されている。また、HSPに該当しているかの基準は設けられておらず、感受性が相対的に高い人たちを指すのラベルとして「HSP」は使用されている。
- ④DOES
環境感受性の下位概念にあたる感覚処理感受性(SPS)とは、生得的な特徴であり、感覚器自体ではなく感覚情報の脳内処理過程における基本的な個人特性である。HSPの特性を学術的に説明すると、その特徴を、感覚処理感受性の特徴から4つに分けて考えることができる。
D:情報を深く処理してしまう(Depth of processing)
O:刺激を受けやすい(Overstimulated)
E:情動反応が強く共感しすぎてしまう(Emotional reactivity and high Empathy)
S:周囲の些細な変化に気付いてしまう(Sensitivity to subtleties)
それぞれの頭文字から「DOSE」と呼ばれる。それぞれが独立した要素ではなく、相互に関連するものであることが想定される。ただ、DOESの相互の関連を示す十分な研究知見はまだなく、これからの知見の蓄積が期待されている。
- ⑤学術的なHSPの調査から
HSPは環境感受性が相対的に高い人たち(20~35%)を指すラベルである。環境感受性は全ての人にあり、ネガティブな環境だけでなく、ポジティブな環境からも影響を強く受けるニュートラルな特性を持っていることが分かった。また、HSP尺度はHSPであるかを判断するものではなく、感受性の高低を把握するために使用されている。この尺度は日本人向けに修正されたものが作成されており、信頼性と妥当性を確認する研究が現在でも続いており、情報が更新されている。HSPについても、DOSEの相互性について、発達障害・精神疾患の過敏性との関連、HSC(Highly Sensitive Child)についてなどの研究が、現在でも続けられている。
- 調査まとめ
現情、インターネット上でみられるHSPコンテンツは、学術的な説明が不足し、誤った情報が拡散され続けてている。結果、HSPの概念の乖離から誤った解釈が生まれていることが調査から分かった。生きづらさに名前がつく、ラベリングによる自己受容の促進という側面*7は、HSPの概念が広く浸透した理由の一つであるが、情報の不足や錯誤によりHSP=「生きづらい」というイメージが同時に定着していると感じた。
インターネット上のHSPに関するコンテンツの多くは、ネガティブな前置きを行うことで、ネガティブなHSPの側面にもポジティブな点があるという物語性を持たせ、人々の興味を煽っている。しかし、環境感受性という特性は本来ニュートラルなものであるにもかかわらず、その説明が不十分である。このような誤解を助長する情報の広がりは、HSPに関する正しい理解を妨げるだけでなく、「生きづらさ」を利用した悪徳ビジネスが横行する一因ともなっている。
コンセプト
- (1)学術的な説明を取り入れる
現状のHSPコンテンツは、学術的な説明が不足している問題から、学術的な情報の提供が求められている。学術的な研究や専門家の知見に基づいたコンテンツの提供により、HSPに関する理解を深め、HSPに対する誤解や偏見を減らすことが可能であると考える。 - (2)ネガティブなイメージの転換
HSPのネガティブなイメージがインターネット上の発信方法によって定着していることが、調査によって明らかになった。「生きづらさ」に焦点を当てるのではなく、学術的な説明からアプローチし、正しい知識を提供することが必要である。 また、感受性の高さはHSPの特性であり、これを「生きづらさ」と捉えるのではなく、個性の一つであること周知させることが重要であると考える。これにより、HSPに対する理解と共感が深まり、ネガティブなイメージの転換を図られることが期待できる。 - (3)コンテンツ
インターネット上でのHSPコンテンツによって誤解が広まっていることから、本研究ではWEBやSNSを積極的に活用する。現在、インターネット上で公開されているHSPに関連する情報は、主に文字に偏っており、多くの情報を直感的に理解することが難しい状況である。そのため、本研究では動的なインフォグラフィックス表現を採用し、情報を視覚的に可視化することに重点を置く。文字だけでは伝わりにくい情報をビジュアルによって分かりやすく表現し、印象に残りやすく体系的なコンテンツによる情報発信を目指す。HSPに関する効果的な情報を発信していくため、また、HSPに対して好意的な印象を与えるために、柔らかで親しみやすいキャラクターのイラストレーションを活用する。これらにより、HSPに対する理解と共感を促し、ポジティブな関心を喚起することが期待できる。
成果物の仕様
HSP基礎知識編
- HSPってナニ?
- HSP診断の誤解
- HSPの誤解
[ナレーションPDF]
🔗Googleドライブ
🔗GoogleドキュメントHSP基礎知識編(改訂版)
似顔絵Instagram「◉◉」
「◉◉」Instagram🔗@kino__tch
似顔絵とアンテナを紹介するInstagramアカウント
- 不定期更新
- イベント企画
- 100人作成を目標
WEB
- 概要
- キャラクター紹介
- 各SNSに飛ばす
制作ツール
- Illustrator
- AfterEffects
プロジェクト管理
スケジュール
🗓️ スプレッドシート
ToDo
情報のリストアップ情報をカテゴリー分けするビジュアルの再検討キャラクター設定を考える図書館に行って資料集めSNSごとの情報のリスト分けスケジュールの再設定タイトルロゴの再検討基礎知識編のスケッチ
重要度★★★
- 概要作成
- 動画制作
色の統一
重要度★★
ナレーション収録似顔絵肌の色の変更Webのワイヤーフレームを作成
重要度★
- 似顔絵修正・追加
- 曲と効果音
重要ではないけどやりたいもの
- SNSのワイヤーフレームを作る
- イベント企画
2023.10.29
調査
モーショングラフィックスの動画を用いたプロモーションの利点
- 1. 複雑な情報を分かりやすく伝える
モーショングラフィックスは、テキストやイラスト、シンボルなどをアニメーションで組み合わせ、複雑なコンセプトやデータをわかりやすく表現できる。動きや色彩を通して視覚的な情報を強調できるため、視聴者は短時間で内容を理解しやすくなる。
- 2. ブランドイメージの向上
ブランドのトーンやスタイルに合わせたグラフィックを動かすことで、ブランド独自の世界観を構築し、視聴者に強い印象を与えることができる。独自のアニメーションスタイルは、ブランドのアイデンティティを強化し、視覚的な記憶に残りやすくする。
- 3. 視聴者の関心を引きやすい
静止画像やテキストだけのプロモーションよりも、動きのあるモーショングラフィックスは視聴者の注意を引きつけやすい。特にSNSなどの短時間で多くの情報が流れるプラットフォームでは、瞬間的に目を引くアニメーション効果が有効。
- 4. 感情に訴えかける
モーショングラフィックスは音楽や効果音と組み合わせることで、視聴者の感情に強く訴えかけることができる。商品の特性やブランドのメッセージをストーリー仕立てで伝えることで、より感情的なつながりを築き、購買意欲を高める。
- 5. SEOやSNSでの効果向上
動画コンテンツは検索エンジンやSNSアルゴリズムでも優遇されやすく、エンゲージメント率が上がるため、SNSやウェブサイト上でのリーチが向上する。さらに、シェアされやすいため、ブランドや商品の知名度を拡大しやすい。
- 6. 低コストで柔軟なカスタマイズが可能
実写動画と比較すると、コストを抑えつつ、必要に応じてデザインの変更や内容の追加がしやすい
2023.10.29
調査
モーショングラフィックスを活用した動画コンテンツが視聴者に与える影響
- 1. 注意喚起とエンゲージメントの向上
・視覚的な動きやアニメーションを使用することで視聴者の注意を引きやすくする
・動画内での動きが視覚的興味を引き起こし、視聴者がより集中して内容に目を向けやすくなる引用The Role of Motion Graphics in Visual Communication
・動きの要素は物語やナレーションに感情的な深みを与え、メッセージを視覚的に補強する効果
- 2. 複雑な情報の簡素化
・抽象的なアイデアや複雑なデータを視覚的に整理し、分かりやすく伝えるためのツールとして有効
・グラフや統計などの情報を動的に提示することで、理解が促進され、視聴者が内容をより直感的に把握できる引用Application of Motion Graphics in Visual Communication Design
・色や形、レイアウトなどのデザイン要素が情報の解釈を助けるため、情報が視覚的に整理され、視聴者が内容を迅速に理解できる
- 3. 感情的共鳴の創出
・感情的なつながりを促進するための視覚的メタファーを使用することができる
・メンタルヘルスの分野でのコミュニケーションに有用
・カラー心理学やストーリーテリングの技術を組み合わせたモーショングラフィックスが視聴者に安心感や共感を与え、ポジティブな行動変容を促進する引用Visual Analysis Study of Motion Graphic Effects in Mental Health Communication
- 4. 音響と映像の統合による影響
・音声と視覚の統合も視聴者への影響を強める
・効果的な音響設計がモーショングラフィックスの映像と結びつくことで、視覚と聴覚の両方を通じてメッセージが深く浸透し、記憶に残りやすい情報伝達が可能になる引用The Effective Motion Graphics Production
・マルチメディアの融合が、感情的な反応を引き出すため、視聴者がメッセージに対して強い記憶を抱きやすくなる
2023.10.26
学会発表
2024年度 日本デザイン学会 第5支部での発表
以下、質疑応答でのコメント
- 動画はどこで閲覧できるか
完成次第、YouTubeやWEBサイトに投稿します。
また、似顔絵を投稿しているInstagramでも同様に動画を投稿する予定ですので、Instagramでのアナウンスをお待ちください。
年内の投稿を想定しています。 - 広めないというアプローチ方法について
基礎知識編「03.学術的なHSPとのズレ」では、誤った認識が広がっていることの喚起・自己判断による危険性を強調し、信頼性のある情報を元に正しい認識を持つ重要性を訴えています。
HSPに限らず、発信する側が「参考文献や学術的根拠の記載をすること」、受け取る側が「この情報が正しいものなのか、信頼性があるのか」というプロセスが構築されていくと良いと考えています。
→以下、考察
HSP、ADHDなどの概念が広がっていく理由をChatGPTに質問した
1. メンタルヘルスへの関心の高まり
2. 多様な個性への理解が進んでいる
3. SNSやインターネットの情報拡散
4. 社会環境の変化によるストレスの増加
5. 適切なサポートへのニーズが高まっている
加えて、自己理解によるアイデンティティの確立なども考えられる。
多様な個性を尊重する社会の流れによって、自己理解を通して得た洞察は、他者への理解や共感力を高め、周知が進んでいるのではないか。
多様化した社会では、自己理解や「自分は何者か」を知りたいという欲求が強まっている。特に、社会のルールや期待に適応することが難しかったり、他者との違いに悩む場面が増えたりする中で、HSPやADHD、うつ病などの概念が、自分の特性や行動の理由を理解するための「枠組み」として役立つと考えられる。このようなラベルを使って自己理解を深めることで、「自分もこういう特性がある」と認識し、自分に適した環境や人間関係を見つける手助けになると考えられる。
HSPやADHDなどの概念が浸透したデメリットは以下のものが挙げられる。
1. 誤った自己診断とそれに伴うリスク
2. レッテル貼りによる自己制限
3. 他者からの理解不足や偏見の助長
4. 医療の重要性が軽視される可能性
5. SNSでの自己診断情報の氾濫と不安の増幅
6. ラベルに依存してしまうことによる自己受容の難しさ
調査同様、誤った理解や偏った解釈が広まっている。信頼性の低い自己診断によって、自分のラベルに依存してしまう・適切な支援を受けられないリスクを高め、最終的には自己理解のためのものが、自己受容を阻めていることになっている。
広めないというアプローチ
1. 正確な情報提供と教育の強化
2. 簡易診断ツールや自己診断のリスクの啓発
3. 多面的な自己理解の重要性を強調
本研究にも通づる3点に着目した。
また、「広めないというアプローチ」について重要だと考えるのは、
2. 簡易診断ツールや自己診断のリスクの啓発 である。
SNSやウェブ上の簡易診断ツールが誤解を生みやすい原因の一つであり、信頼性の低い診断を使用して、自分のラベルを定めるのは非常に危険である。
それこそ、適切な支援を受けられないリスクを高め、自己受容を阻める結果を生んでいるのが問題である。
1.自己診断が推奨される背景
自己診断の推奨には、「自分のことをよく知り、自分に合ったケアを行う」というプラスの側面がある。ただし、自己診断は本来の意味では「自分について考える一助」として活用されるべきであり、あくまで専門的診断に進むための初期のきっかけとすることが望ましい。しかし、現実的にはその過程が省かれ、自己診断だけで「自分はこうだ」と安易に判断してしまうことで、さまざまなデメリットが生じやすくなっている。
2.自己診断をさせない方が流行を抑えられるか?
SNSやインターネットで自己診断のツールや情報が身近でなければ、自己診断すること自体が難しくなり、誤った認識や過剰なラベル付けも減るかもしれない。ただ、情報や自己理解のためのきっかけが完全に制限されることには現実的な難しさがある。
結論:正確な情報提供と情報氾濫の啓発
これにより広めないというアプローチになりえるのか?
多様な個性を尊重する社会では、現実的に難しいのでは…
自論:広がる要素の一つとして、占いや血液型診断のように「当てはまりやすい」というのも理由があると感じる。4. 社会環境の変化によるストレスの増加の通り、「生きづらさ」「社会の窮屈さ」「他者との差異」などを、HSP・ADHD・精神疾患で理由付けしているのではないだろうか。
2023.10.03
動画制作
02.HSP診断の誤解
- OPのタイトルコールに複数の声を使用する案
- ナレーションの間隔を狭め、短縮化
ToDo - EDをつくる
- 文字間の調整
- グラフィックの追加
- サムネイルイメージとの統一
2023.10.02
フィードバック
九州産業大学学生相談室常勤カウンセラー
臨床心理士 幸地英理子先生に研究概要のフィードバックをいただいた
研究内容について
- 講習会などでも、病気・性質等の説明から行い、正確な情報の理解を行うので、このように正確な情報を理解してもらうための研究は大事だと思う
- HSP診断の内容のように、スペクトラム(連続分布)として、決めつけないという点はとてもよいと感じた
動画コンテンツについて - 言葉や専門用語で難しいので、スピードをゆっくりにした方がよい
- それかもう少し噛み砕いて説明や、理解しやすい表現を用いた方がよい
- 文字だけではなく、反応例などを入れるとよい
似顔絵コンテンツについて - 似顔絵コンテンツを実施することにより、自己理解を行うきっかけになっている
- 自己理解は自己肯定につながっていく
- 自分のことを外に出すことで自己理解を深める(カウンセリング効果)
- 客観的・俯瞰的に見ることが可能になる
2023.09
サムネイル作成
YouTubeの動画のサムネイルを作成
2023.09
研究概要の更新
2023.09
WEBワイヤーフレーム
WEBのサイトマップとワイヤーフレームを作成
- TOP(Abuto、アンテナとは)
- Movie(基礎知識編の動画コンテンツの紹介)
- Character(キャラクターの紹介)
- Portraits(Abuto、似顔絵コンテンツの紹介)
- Other(参考文献、HSP関係のWEBサイト)
2023.09
動画制作
動画コンテをもとに、試作を制作
キャラクターの動きは未完了
試作から
- OPのタイトルコールに複数の声を使用する案
- ナレーションの間隔を狭め、短縮化するか
- EDをつくる
- 文字のモーションはもっと統一すべきか
- 文字のみの説明にグラフィックを足すべきか
2023.09
カラー統一
背景
◼️ #0086AD
◼️ #ff6baf ◼️ #ffef60 ◼️ #d6f374 ◼️ #b4a4ff
◼️ #51ddff ◼️ #ff9969 ◼️ #ffa6de
2023.08
BGM検討
- ポップ
- 教育・教養的
- リズミカル
の要素を持ったBGMを検討し、以下候補
- https://artlist.io/royalty-free-music/song/bubbles/125236
- https://artlist.io/royalty-free-music/song/the-cycle-continues/115840
- https://artlist.io/royalty-free-music/song/brand-new-toy/58505
- https://artlist.io/royalty-free-music/song/bubbles/125236
を仮採用
少し幼すぎる印象があるので、継続的に検討する
2023.08
ナレーション収録
友人に協力を得て、ナレーション収録を行った
GoogleドキュメントHSP基礎知識編 内容(改訂版)
2023.07
似顔絵ビジュアルの再検討
動画コンテンツのキャラクターと似顔絵アバターの統一を検討
動画コンテンツに寄せた似顔絵アバターを再作成した
- 肌の色を変更
- 目の調整
- アンテナの形を変更
- 色の調整
アンテナの形は揃えていく方向
肌の色を変更したことで、不気味な印象が出るので要検討
2023.06.6
動画絵コンテ
03 | 学術的なHSPのズレ の絵コンテを作成
2023.07.08
動画絵コンテ作成
01 | HSPって何?の動画のブラッシュアップ
- テクスチャの追加
- 文字モーションの修正
- トランジションの追加
- 文字間の調整
- フォントの変更
ブラッシュアップ動画の改善点 - トランジションの種類と場所の再検討
- 似顔絵コンテンツとの調和性をどう持たせるか
- タイトルロゴの変更を行う
2023.07.06
フォントの再検討
角ばった英字フォントとA1ゴシック親和性・A1ゴシックとコンテンツの親和性を再検討し、フォントを変更
- 日本語フォント モボフォント
- 英字フォント Citrine Pro(モリサワ)
2023.06.14
動画絵コンテ作成
基礎知識編 02|HSP診断の誤解の絵コンテを作成
2023.06.10
動画コンテ作成
絵コンテからナレーションをつけた動画コンテを作成
動画コンテを作成するにあたって、内容と絵コンテを修正
2023.06.6
動画絵コンテ
ラフスケッチを元に、絵コンテを作成
2023.05.27
動画コンテンツの内容の修正
GoogleドキュメントHSP基礎知識編 内容(改訂版)
コンテンツの仕様を以下に変更
HSP基礎知識編
- HSPってナニ?
- HSP診断の誤解
- HSPの誤解
2023.05.19
OP試作3
👀瞬き → タイトル → アイコンと副題 → カットイン
モーションをつけて試作。(8秒)
2023.05.01
OP試作
OP案のスケッチ。
👀瞬き → タイトル → アイコンと副題 → カットイン
試作にあたって
- タイトルの動きを試作してみる
- 最初のインを👀の瞬き or アンテナの揺れにするか
タイトルのモーション試作
- 1(左上) 横からスライド
味気ない - 2(右上) 拡大イン
文字間が狭いので窮屈 - 3(左下) あちこちから
スタイリッシュ、コンセプトに不一致? - 4(右下) バウンドイン
かわいい
OP試作2
試作から1と4を合体させた5を作成してみた
ポップさと可愛さがあり、コンセプに近い
2023.05.01
調査
- 目的
インターネット上でHSPに関するネガティブな情報が広く拡散されている現象の背景について、SNSやウェブなどのインターネット上での情報やコンテンツの発信方法、内容、特徴などを調査を行う。また、その情報の正確性を検証するために、論文や心理学者の著作などの学術的な情報源を用いての調査も行う。
- 調査方法
①Instagram、X(旧Twitter)、YouTube・YouTube shortやTikTokなどの動画コンテンツ、Webサイトで発信されている情報を調査を行う
②論文や心理学者の著作などの学術的な情報源を用いての調査を行う
- インターネット上でのHSP
現在、インターネット上で発信されているHSP情報とコンテンツの調査を行った。
- ①Instagram
Instagram内のハッシュタグの検索結果では、164万件の投稿(2024.04.05現在)がある。これらの投稿の内容は、「HSPあるある」や「HSPさんは」といった表現を主題とし、HSPの人々が自身の体験やHSPに関連する事例などを発信している。また、HSP情報に特化したアカウントが多数存在し、そのうち20個中15個のアカウントが、セミナーやコミュニティへの参加を勧誘している。一部のアカウントでは、有料の講座や自称カウンセラーが運営する相談室として、カウンセリング料金を受け取っているものも見られる。
- ②X(旧Twitter )
Xでは、HSPであることに関する悩みや、HSPの人々へのアドバイスなどが多くの投稿で共有されている。Instagramと同様に、HSP情報に特化したアカウントも存在し、そこでも有料のセミナーやコミュニティへの参加が多く見受けられる。
- ③Youtube・YouTube short・Tiktok
YouTubeでは、自身がHSPであることについて話す内容や、HSPならではの生活を映したVlog形式の動画投稿が多く見られる。さらに、精神科医や医療従事者、心療内科の公式チャンネルなどがHSPに関する解説動画を提供している。一方で、HSPに対する批判的なサムネイルやタイトルも一部見られ、目を引くサムネイルや挑発的なタイトルが使用し、視聴者の関心を引こうとする目的であろうコンテンツも多く見られる。
同様に、TikTokやYouTubeショートなどの短い縦型動画でも、HSPである自分の実体験を再現した「HSPあるある」や、横動画の切り抜き、解説動画が見られる。
- ④webサイト
Googleの検索結果一覧では、1ページ内の52記事中、心療内科やメンタルクリニックなどのウェブページが20件、まとめサイトが14件、NHKや社会福祉法人などの企業記事が11件、個人運営サイトが3件、心理学学会・心理学者運営サイトが2件という結果が得られた。心療内科の記事では、「気持ちが落ち込む」「生きづらい」といった言葉が繰り返し使われ、来院を促す内容が含まれていた。また、ほとんどのまとめサイトには「セルフチェック」「自己診断」といった質問項目が設置されており、○個以上に該当する場合はHSPである可能性が高いとされています。さらに、HSPを対象としたビジネスへの勧誘をするウェブページも簡単に見つけることができる。
- ①Instagram
- 学術的なHSP
HSPは心理学用語である。心理学用語からみたHSPについて論文や心理学者著書の書籍から調査した。
- ①HSPとは
HSPとは、アメリカの心理学者エレイン・アーロン博士が提唱した概念であり、環境からの刺激に対して高い影響反応を示す人たちを指す。環境の刺激に対する影響の受けやすさを、「環境感受性」と呼ぶ。心理学では、この環境感受性が平均よりも高い人たちを指すラベルとしてHSPという用語が使用される。環境感受性は、ネガティブな影響だけでなくポジティブな影響も受けるため、ニュートラルな特性とされる。
- ②HSP尺度
Aron&Aron(1997)は、SPS(感覚処理感受性)の概念が内向性や神経症傾向などのパーソナリティ特性と異なることを検証するために調査を行い、調査の結果から27項目のHSP
尺度(Highly Sensitive Person Scale)を開発した。
その後、HSP 尺度の邦訳を作成し、信頼性と妥当性を確認し修正された19項目の日本版HSP 尺度(高橋)が作成された。
- ③DOES
周囲からの刺激に過敏に反応してしまう感覚処理感受性(SPS)の特徴を、4つに分けて考えることができる。
D:情報を深く処理してしまう(Depth of processing)
O:刺激を受けやすい(Overstimulated)
E:情動反応が強く共感しすぎてしまう(Emotional reactivity and high Empathy)
S:周囲の些細な変化に気付いてしまう(Sensitivity to subtleties)
という特徴を呈しており、頭文字をとったDOES(ダズ)と呼ばれる。
- ①HSPとは
- 調査結果
調査から、SNSで発信されている情報と学術的なHSPに関する研究との間には、相違が存在することが分かった。SNS
の情報が不十分であり、更新されていないことから、誤ったHSPに関する解釈が広がっていると考えられる。一般的な「HSPあるある」の話題では、HSP であると自己認識している個人の体験や、HSP特有の特徴について述べられますが、それらがHSPとの関連性を裏付けるエビデンスは限られていることも分かった。さらに、HSPに関連したコンテンツが増加する中で、目を引くサムネイルや挑発的なタイトルが使用され、視聴者の関心を引こうとする目的のコンテンツも多く見られる。学術的な説明やエビデンスに基づかない、「繊細」や「敏感」といったHSPの特性に関するコンテンツや情報の発信が、HSPに対するネガティブな印象を強めている可能性があることが分かった。
2023.12.19
アンケート調査
Google Forms 📝アンケート調査
HSPが世間にどのような印象を持たれているか、その原因についてのアンケート調査を行うための、アンケートをGoogleFormsで作成。
2023.12.14
概要(途中)word
2023.12.14
今後のスケジュール
🗓️ スプレッドシート
- 1月15日までに動画構成案の作成
- 2月29日までに基礎知識編の動画制作
2023.12.13
MyAntennaタイトルロゴ試作
タイトルロゴ
- font:Seravek - medium(スムース化で角を丸く)
- A1ゴシック
シンボルマーク、アイコンは未定
副題として「あなただけの敏感で繊細な感受性」を設定
「My Antenna」に込めた意味を副題に入れることで分かりやすく、
「敏感」「繊細」という言葉を使用することでHSP情報であると気づきやすくした
2023.12.11
イベント企画の検討
「◉◉」@kino__tch
似顔絵とアンテナを紹介するInstagramアカウント
とMyAntennaを結びつけた展示イベントを企画したい
- イベント日時
- 未定
- 展示会場
- 未定
- 展示内容
- Instagramに投稿している似顔絵をアンテナと共に展示
- 来客者のアンテナをリアルタイムで展示
- 来客者の似顔絵を作成する
- 展示方法
- プロジェクションマッピングを使用した映像
- グッズ販売
- MyAntennaのグッズを制作する
- NFT、ネット販売等
2023.12.08
成果物の修正
HSP基礎知識編
- HSPってナニ?
- HSP診断の誤解
- HSPは生きづらい?
- HSPの誤解
[ナレーションPDF]
🔗Googleドライブ
アンテナ編
- 道端の小さな花や生き物を見つけること
- 猫の顔を覚える
- 風向きに敏感
- 雲の匂いで季節のうつろいを察知
- 隠し味を当てる
- その人特有のクセを見つけるのが得意
- 足音で人物を特定
- 相手が学生時代にやっていた部活を当てる
- 人の香水が変わったらすぐに気づく
- 美味しいパン屋さんを見つけること
似顔絵Instagram「◉◉」
「◉◉」@kino__tch
似顔絵とアンテナを紹介するInstagramアカウント
- 不定期更新
- イベント企画
- 100人作成を目標
全体のコンテンツとして
- 縦動画 ( ~1分以内 )
- YouTube short
- TikTok
- Instagramリール
- 横動画 ( ~2分程度 )
- YouTube
- X
- WEB
- 概要
- キャラクター紹介
- 各SNSに飛ばす
2023.12.07
logoの検討
タイトルロゴの試作
font:Seravek - medium(スムース化で角を丸く)
タイトルロゴの要素案
- アンテナ
- 個々の色(カラフルさ)
- 副題
2023.11.30
シンボルマークの検討
ロゴと並行してシンボルマークの作成を検討中
上段 -キャラの要素を取り入れた
中段 -アンテナに注目した
下段 -カラフルさを取り入れた
シンボルマークの要素案
- アンテナ
- 個々の色(カラフルさ)
- お花
- 目
- SNSアイコン用の丸い形
2023.11.30
アンテナ紹介編の場所スケッチ
2023.11.29
アンテナ紹介編のリスト化
2023.11.23
ナレーション文の作成
HSP基礎知識編
🔗PDF HSP基礎知識編
🔗PDF HSP基礎知識編(省略化)
以下、ナレーション分の作成において変更した点
- ③DOES、⑦心理学からみたHSP二つの項目を削除
- ナレーションの長さを加味し、内容を合同させた省略化版の作成
- HSPってナニ?
- HSPは生きづらい?
- HSPの誤解
ナレーション動画時間
HSP基礎知識編
🔈①HSPってナニ? 1:03
🔈②環境感受性とは? 0:54
🔈③HSPと非HSP 0:57
🔈④HSPは生きづらい? 1:44
🔈⑤HSPの誤解 1:50
HSP基礎知識編(省略化)
🔈①HSPってナニ? 1:22
🔈②HSPは生きづらい? 1:44
🔈③HSPの誤解 1:50
2023.11.22
場所設定
アンテナ紹介編で使用する場所を設定
- 足音で人物を特定
- 人物が後ろから登場できる場所
- 部屋の扉を開けて登場
- 階段を登る音の方が分かりやすいか?
- 声のトーンで人の気持ちを変化を察知
- 未定
- キャラが声を出さないといけない
- 道端の小さな花や生き物を見つけること
- 人や車が多く行き交う街中
- コンクリート(レンガ)歩道に咲くお花を見つける
- 人の香水が変わったらすぐに気づく
- 未定
- 雲の匂いで季節のうつろいを察知
- 街中を歩いている
- 匂いで木の葉っぱが一枚赤くなっているのに気づく
- 温度の変化に敏感
- 未定
- 友達の新しい服や靴に気づける
- 未定
- 水の味の違いが分かる
- 未定
- その人特有のクセを見つけるのが得意
- 大学の講義中
- 教壇に立つ先生の癖に気づく
- 隣に座る友達の癖に気づく
- 光に敏感
- 太陽が照りつけるビーチ
- 窓の外が曇り
- 夜の街中
- いずれもサングラスをかける
- 隠し味を当てる
- レストランなどの
- 隠し味が当たっているかの確認をどう表現するか
- 食卓で会話形式にする
- 猫の顔を覚える
- 公園
- 複数の野良猫に懐かれている
- 美味しいパン屋さんを見つけること
- 店が並ぶ街中
- 何もない裏路地から匂いを辿ってパン屋に辿り着くなど
- 相手が学生時代にやっていた部活を当てる
- 未定
- 風向きに敏感
- ゴルフ場
2023.11.16
絵コンテ
アンテナ紹介編(縦動画)
アンテナ紹介編 | 足音で人物を特定の絵コンテを作成
そこから動画を組み立ててみた
動画時間 00:39
- アンテナ紹介編にHSPの話をするか
- つなぎ(EDに繋げる)の部分をどうするか
2023.10.26
コンテンツリスト
HSP基礎知識編
- HSPってナニ?
- Highly Sensitive Personの略
- この言葉はエレイン・アーロン博士が提唱
- HSP=環境感受性が高い人のラベル
- 環境感受性
- ポジティブとネガティブの両方の環境からの影響の受けやすさを表す特性
- 環境からの影響の受けやすさは同じじゃない
- 影響に対して同じ反応をするわけではない
- 誰もが持っている特性
- DOES
- A&A夫婦が提唱
- 感覚処理感受性とは、環境の刺激に対する敏感さを表す特性
- D(Depth of Processing):環境刺激に対する深い処理
O(Overstimulation):環境刺激の受け取りやすさ
E(Emotional response and empathy):共感的•情動的な反応の高まりやすさ
S(Sensitivity to Subtletie):わずかな環境刺激に対する気づきやすさ
- HSPは生きづらい?
- 良くも悪くも影響を受けやすい(ポジ環境からポジ・ネガ環境からネガ)
- 良い特性でも悪い特性でもない、ニュートラルな特性
- HSP=生きづらいは❌
- 環境で生きづらくも、生きやすくもある
- HSPと非HSP
- 環境感受性は誰もが持つ特性
- 非HSPには感受性がないというのは❌
- 感受性はグラデーションになっている
- 点数で決められているものではなく、診断するものでもない
- HSPの誤解
- ◯◯型HSP
- 学術ではタイプ別に呼んだり区別したりしない
- タイプに当てはまるHSPはいるけど、囚われすぎないようにする
- HSPはうつ病になりやすい
- うつ病は脳の慢性炎症、HSPは気質
- ネガティブな環境からストレスを受けやすい
- 自己判断は適切な支援につながらない
- HSPを使った悪徳ビジネス
- HSPは病気ではなく気質
- ネットのHSP診断・まとめサイトを信じすぎない
- ◯◯型HSP
- 心理学から見たHSP
- みんな感受性を持っている、平均より高い人をHSPというラベルで呼ぶ
- 感受性はグラデーションであり、境界線はない
- HSPは生きづらい、自己肯定感が低い、というのは環境のせいであり、HSPであることとはまた別問題
- 感受性の高低を花で例える
- 低い:どのような環境下でも力強く咲く
- 平均:ある程度の環境があれば綺麗に咲く
- 高い:環境に気を使うことで美しく咲く
適した環境でみな同じく美しい花が咲く💐
アンテナ編
- 足音で人物を特定
- 声のトーンで人の気持ちを変化を察知
- 道端の小さな花や生き物を見つけること
- 人の香水が変わったらすぐに気づく
- 雲の匂いで季節のうつろいを察知
- 温度の変化に敏感
- 友達の新しい服や靴に気づける
- 水の味の違いが分かる
- その人特有のクセを見つけるのが得意
- 光に敏感
- 隠し味を当てる
- 猫の顔を覚える
- 美味しいパン屋さんを見つけること
- 相手が学生時代にやっていた部活を当てる
- 風向きに敏感
全体のコンテンツとして
- 縦動画 ( ~1分以内 )
- YouTube short
- TikTok
- Instagramリール
- 横動画 ( ~3分程度 )
- YouTube
- X
- WEB
- 概要
- キャラクター紹介
- 各SNSに飛ばす
2023.10.12
ビジュアルの再検討
キャラクターのブラッシュアップ
感受性の高い・平均的・低い人たちを花の「蘭」「チューリップ」「タンポポ」
に例えることから、それぞれの花をモチーフにしたキャラクターを作成した。
現状、女の子のキャラクターのみだったので、男の子を作成してみた。
男の子のキャラクターも、感受性の高い・平均的・低い人たち、それぞれの花をモチーフにした。
2023.10.05
スケジュールの作成
🗓️ 研究スケジュール
2023.9.27
名前の再検討
My Antenna
※logoはまだ検討中
「I'm HSP」の問題点
- HSPに焦点を合わせ過ぎるタイトルではないか
- 他のHSPコンテンツとの区別があまりない
- 研究の目的に合わないのではないか
「My antenna」 - コンセプトの「自分の個性を認める」「アンテナを共有する」が認知しやすい
- キャラクターのアンテナと相応している
- アンテナを焦点に当てることで、他のHSPコンテンツとの区別ができる
2023.9.20
ビジュアルの再検討
キャラクターのブラッシュアップ
感受性の高い・平均的・低い人たちを花の「蘭」「チューリップ」「タンポポ」
に例えることから、それぞれの花をモチーフにしたキャラクターを作成してみた。
HSPとされる4つの基準の頭文字をとって「DOSE」と呼ばれることから
それぞれのキャラクターを作成してみた。
2023.9.20
目的の再検討
HSPのPR から ニュートラルな特性の認知
しかし、このようなHSPの概念が広まりつつある一方で、SNSなどでは、繊細な気質に対する誤解や偏見によって、「HSPは生きづらい」「HSPはうつ病になりやすい」といったHSPのネガティブな印象を促進させるような投稿が目立っている。HSPは、ポジティブとネガティブの両方の環境からの影響を受けるニュートラルな特性である。HSP認知が広がる中で、このようなネガティブな部分だけを切り取ったコンテンツが多く存在していること、ネガティブな情報だけが広がっていくことでHSPがネガティブな印象にとらえやすくなっていることが、HSPの情報コンテンツの現状の問題であると考えた。そこで、本研究では、HSPの正しい基礎知識を整理し、HSPが持つポジティブな特性を促進する効果的な情報発信を行うことを目的とする。
2023.06.07
インフォグラフィックについての調査
インフォグラフィックとは
情報、データ、知識を視覚的に表現したものである。 インフォグラフィックは情報を素早く簡単に表現したい場面で用いられ、標識、地図、報道、技術文書、教育などの場面で使われている。 また、計算機科学や数学、統計学においても、概念的情報を分かりやすく表現するツールとしてよく用いられる。 科学的情報の可視化にも広く適用される。
インフォグラフィックが効果的な理由
- 脳へ送られる情報の90%が視覚に関するものである
- 視覚情報は文字より6万倍も速く処理される
- 40%の人が、文字よりも視覚情報に対して良い反応を起こす
- 93%のコミュニケーションは非言語である
- 口頭のみのプレゼンテーションよりも視覚情報を利用したプレゼンテーションのほうが、説得される割合が17ポイントも高い(口頭のみが50%、視覚情報を加えた場合が67%)
- 人は視覚で得た情報の80%を覚えている(「読む」は20%、「聞く」は10%)
- インフォグラフィックはテキストの記事よりも30倍程度多く読むことが可能
2023.6.5
ビジュアルの再検討
キャラクターのブラッシュアップ2
illustratorで作成したキャラクターを動かしてみる。
実際に動かしてみて、角は2つあったほうがキャラクターが愛らしく映る。
2023.6.2
ビジュアルの再検討
キャラクターのブラッシュアップ
スケッチをもとに、illustratorでキャラクターを作成した。
3案×3バリエーションの9つを試作した。
2023.5.31
ビジュアルの再検討
キャラクターのアイデアスケッチ
前回のキャラクターのブラッシュアップ案を考えた。
2023.5.18
先行事例
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WALLETポイントで賢くお得な生活/au | 数字で見る日本のスポーツ |
2023.5.11
ToDoの追加
- 情報のリストアップ
どの情報をどの媒体で扱うかリストを作成する
- 対象者に向けた情報をカテゴリー分けする
「基礎知識」「HSPさん向け」「非HSPさん向け」の3種類のカテゴリー分けを行う
HSPにも4種類あるので「HSPさん向け」のカテゴリー分けを行う必要があるかも
- ビジュアルの再検討
ビジュアルのブラッシュアップをする
- キャラクター設定を考える
HSP・HSE・HSS型HSP・HSS型HSEのキャラクターに個性をつける
非HSPのキャラクターを新たに追加する
過去作品
HSPに関する過去作品
「I'm HSP」情報デザイン研究Ⅱ
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