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山田洸太/情報デザイン|前半

窓とアニメーション

規則性と違和感による印象の変化


キーワード

背景・目的

現代のビル建築の外観として、左右対称や規則的なデザインが一般的となっている。この傾向は、西洋化の影響を受けた結果であると考えられる。かつての日本では、自然との調和という観点から、非対称的なものに美しさを見出してきた。しかし、明治時代の文明開化に伴い、積極的に西洋文化を輸入したことで近代化が進んだという歴史的な経緯があり、その後の日本の建築にも大きな影響を与えた。その代表例として、東京駅門司港駅などが挙げられる。これらの西洋的な建築には、シンメトリーが美しいとされる古代ギリシャの美的感覚が反映されており、現代建築においても大きな影響を受けている。ただし、シンメトリーや規則性にこだわりすぎると、単調で印象に残りづらいデザインとなってしまうが、現状として日本にはそのようなビルが多い状況にあると私は感じる。その単調な印象を抱かせる要因を考察したとき、窓の形状や配置が関係しているのではないかという考えに至った。

本制作では、撮影した建物の窓部分に限定したアニメーションを加えることでビルの規則性を破り、それによってビルの印象がどのように変わるかを検証することを目的とする。

アウトプット

作品

「窓 × 流」素材:天神ビジネスセンター(画像)

大量生産を行う工場での流れ作業のようなイメージで制作。一定のスピードで繰り返し流すことで、規則的な物や動きに対して感じる「不自然さ」や「不安定さ」を表現した。


「窓 × 生」素材:大学院研究室(画像)+ AQUA HAKATA(タイムラプス)

心臓をイメージして制作。窓の素材を魚眼レンズのように歪ませることで、素材に人工物を使用していながらも、生物的な印象を受ける違和感を表現した。


「窓 × 積」素材:九州産業大学 17号館(画像)

窓枠に収まった部分ごとにレイヤーを分け、それがテトリスのように一つずつ落下していくイメージで制作。ガラス部分と一緒に後方にある景色まで動くという点も、いい意味での違和感を感じさせる映像となった。最後に全てのレイヤーが一気に落下することで、全体としての単調さを緩和した。


スケジュール

4/16:テーマ決定
4/23:調査及び試作の制作
4/30:ビルの撮影
5/7:画像・映像の編集
5/14:ブラッシュアップ
5/21:発表

参考

2024.05.21

メモ

2024.05.14

制作

素材:九州産業大学 17号館
窓枠に収まった部分ごとにレイヤーを分け、それがテトリスのように一つずつ落下していくイメージで制作しました。ガラス部分と一緒に後方にある景色まで動くというところも、いい意味での違和感に繋がっているように思います。最後に全てのレイヤーが一気に落下することで、全体としての単調さを緩和しました。




2024.05.07

制作メモ

「窓は内側と外側の景色が階層となる」
「窓は内側と外側を繋ぐ」

その他メモ

2024.05.07

メモ

試作 ※2024.05.13更新

CC Lensを適用して窓の素材を歪ませることで、人工的な素材を使用していながら生物的な印象を受ける映像に仕上げた。


試作 ※2024.05.06更新




2024.04.30

メモ

2024.04.23

ビルの印象

アイデア

参考

試作

色の変化:一部の窓を暖色にすることで冷淡な印象を緩和。
点滅:視線の誘導。


メモ

2024.04.16

試作

試作に限り、素材としてストリートビューのスクリーンショットを使用し制作。Photoshopの生成塗りつぶし機能で窓を部分的に削除し違和感を表現した。

違和感とは何か?

規則的とは何か?

完璧・完全とは何か?

キーワード

参考

2024.04.09

キーワード

アウトプット(候補)

参考

PAGES

GUIDE

添付ファイル: filevisual-tentative.jpg 39件 [詳細] fileprototype2.jpg 52件 [詳細] fileprototype1.jpg 53件 [詳細]
Last-modified: 2024-05-21 (火) 12:10:19