劉 志禹 Liu Zhiyu;
博士前期課程 写真・映像領域 百瀬俊哉 研究室
作品・研究テーマ
"Who Are You" 個人のアイデンティティを写真で表現することの可能性研究
研究背景・内容
1990年から2019年の間に、世界の精神障害者数は48.1%増加しています。世界保健機関(who)は2022年3月に世界の不安・うつ患者数が25%増加したと発表しました主な原因は、情報へのアクセスが速くなり、外部からの影響を受けてアイデンティティに問題が生じているためです。
「すべての社会関係の総和」も「個人のイデオロギー」も抽象的な言葉で表現です。そこで私は、具体的なイメージの研究を通して、個人のアイデンティティを具体的に表現する可視化の可能性を研究したいと考えています。
研究方法
物質性への回帰のため、作品は白黒フィルムで撮影され、暗室で拡大されました。演出性を避けるため、撮影中のすべての光は自然光です。被写体と親しくなることで、私の存在は被写体の部屋の中で存在感を落とします。写真における主観的な存在感を減らし、被写体のイメージを客観的に表現します。撮影では瞬間的な表情を大きく撮ることを減らし、被写体の日常的な行動習慣を一定時間観察して撮影します。
展覧会、研究発表、プロジェクト活動等
2022年6月「島展」(福岡市美術館)
2023年1月「憂き世」(福岡アジア美術館)
2023年6月「島展」(福岡市美術館)
2024年9月「Prism」(Sony Image Grallery)