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修了制作展2025 のバックアップ(No.13)


修了制作展 2025
Graduation Works Exhibition 2025



会場・会期

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出展者情報

芸術表現領域

デザイン領域

写真・映像領域

修了生へのメッセージ


大学院芸術研究科長 井上 貢一

芸術研究科修了生の皆様、研究成果の展示・図録公開を心よりお慶び申し上げます。本年度の芸術研究科では、博士前期課程の芸術表現領域9名、デザイン領域5名、写真・映像領域8名、計22名が修士(芸術)の学位を取得されました。

本学に限らず、今大学院という知の拠点は、ますます学際的かつ国際的な場となりつつあります。今回学位を取得された大学院生も22名中11名は海外からの留学生であり、様々な交流を通して、それぞれの文化や価値観の違いについて相互理解を深められたことと思います。学問の世界は国境を超えて、その共創関係を高めつつあると言えるでしょう。

一方で、政治の世界では国家間の諍いがますます加熱しています。経済成長に駆り立てられたサイエンスとテクノロジーは、その利便性と引き換えに、それを大きく上回るリスクに直面しています。サイエンスが「世界はどうあるか」を探求し、テクノロジーが「世界をどう制御するか」に夢中になる中で、芸術は「人間は世界をどう捉えているのか」という哲学的な視点をもって、人類が抱えた問題を見出し、あるべき未来を模索しています。文明に棲みついた「凡庸な悪」に対して警鐘を鳴らし続けるのは、いつの時代も「芸術」の役割であったと言えるでしょう。

神事、舞踏、音楽、絵画、彫刻・・、芸術は、人類が文明や国家を築く以前から私たちの精神と暮らしを支える存在として、新たな価値を生み出し、社会の「成熟」に寄与してきました。芸術的思考や活動は、資源・エネルギーを浪費することもなく、またその廃棄物が地球の物質循環を破綻させることもありません。

伝統を継承しつつ新たな表現を探求する「芸術表現」、様々な社会課題を解決し豊かな暮らしを提案する「デザイン」、記録・伝達・表現の可能性を追求する「写真・映像」。修了生の皆様の研究成果は、社会に還元されることで、直接・間接的に多くの問題を提起するとともに、その課題解決に寄与するものであると感じます。

世界全体を俯瞰するとともに人類の歴史を長期的に見通す視点をもって、あるべき未来を「想像×創造」する人になって下さい。修了生の皆様が、それぞれの研究成果とともに研究の過程で体得した哲学を生かして、世界で活躍されることを祈念します。




STAFF ROOM


展覧会テーマ
SPARK


燃焼するように最後まで力を出し切り、火花のように
一人一人が輝けるものにしたいという思いから考案されました。
展覧会委員会 2024.10.03



図録について

図録の入稿はweb上で行います。

入稿期間

12/16(月)〜 1/10(金)

作品撮影

1/6(月)9:30〜
(予備日:1/8(水)13:00〜)

原稿・色校正

2/15(土)10:30〜
(予備日:2/17(月)10:30〜16:00)

関係者へのお知らせ

展覧会委員会(学生)

次回展覧会委員会は、以下のとおり開催予定です。

MEMO