江 梦媛 Muen Ko
博士前期課程 写真・映像領域 百瀬 研究室
研究テーマ
写真作品における詩的表現について
研究背景ときっかけ
子供のころ、父は新聞の散文と詩のために写真を撮る仕事をしていた。父はいつも自分で撮った山水の写真を持ち、よく知っている唐詩をたくさん読むように教えてくれる。父の影響で写真と詩を研究する考えが生まれた。
多くの写真家が詩の名前で写真集に名前をつけ、多くの芸術家も写真と文字を並べた力を感じる。日本の写真家佐内正史と日本の詩人で作家の御徒町凧が、東京、沖縄、マカオで写真集「Summer of the DEAD」を撮影した。簡単な写真と詩で構成ではなく、会話の中で、撮影と文字は互いに啓発し合い、新しい生命力を爆発させた。
テキストは写真にインスピレーションを与えるが、画像はテキストの下に依存する存在ではない。私は詩に関連して、画像の中に存在する詩の並行世界を作りたい。それぞれのイメージは独立し、時間と場所でつながリ、写真で視覚的な詩を創造する。ラベル化を取り除き、日常化した感覚を抜き、現実生活に由来する隠喩を探し、視覚化された短詩であることを想像する。
制作計画・方法
文献収集
日本の作品を中心に、古今東西の優れた詩を集める。詩人が表現した思想感情を理解し、詩の書き方を学び、自分で詩を書いてみたい。また,詩に関する写真集を集め、各メディアの限界と特徴,および異なるメディア表現の違いと曖昧な境界を検討する。
写真創作
詩の中のイメージを整理し、詩の感じと雰囲気から、写真の構図、光、色彩などの要素で詩を表現する。同時に、写真で詩的な世界を再構築し、異なる意味を増す。詩の並行世界を作り、写真の創作を行う。
表現方法:
主に山、海、森など自然ガ多い場所で、独特な東方の寂静の境地を持つ写真を撮りたい。寂静は、悟りの境地を表す、仏教用語で「静かな安らぎの境地」の意である。詩的な表現で、生と死のつながりを探す。生命の儚さと尊さを暗黙のうちに表現したい。自然の中の万物を撮リ、幻に近い色調に編集する。このような色調はすべての本当の世界の色を消し、他の要素の干渉を減らし、写真はいずれも現実から離れた世界に存在しているような感覚を表現する。
器材:
135デジタルカメラ。