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山田洸太/デザイン総合研究 のバックアップ(No.84)


Fenestralismの概念創出

「窓的思考」による曖昧さの価値の再考

Fenestralism:A Framework of "Windowed Thinking" for Reassessing Ambiguity

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背景

 現代社会は明快さと即時性を最優先し、立場や結論の迅速な提示が前提化している。その結果、保留や逡巡といった未決定の状態は許容されにくく、複雑な課題が賛否の二択へと単純化され、分断が固定化する。資本主義の加速とグローバル化により価値観の摩擦は増す一方、その調整を支える制度は整備されておらず、負担は個人に押し出されがちである。文化領域でも、美術館体験が予約管理や拡散前提の設計により短時間消費へ最適化され、曖昧さにとどまる権利は公共的価値として扱われにくい現状がある。

目的

 本研究は、「曖昧さ」や「揺らぎ」を礼賛するのではなく、それらを社会側で持続させる設計原理として理論化し提示することを目的とする。その中核概念である「Fenestralism(フェネストラリズム)」は、窓の「透過/反射」の二重性をモデル化した「窓的思考」であり、「他者/自分」「公/私」「個人/制度」等のあいだに生じる重なりやズレを前提に関係を保つ枠組みである。

 目指すのは、道徳的スローガン化や個人の我慢の称揚ではなく、揺らぎがあっても共存が破綻しないよう空間・制度・ふるまいを設計することである。①思想・歴史、②制度・空間、③実践の三段階で検討し、Fenestralismを「理想的心構え」ではなく都市・文化・民主主義の前提としての「余白インフラ」と位置づける。曖昧さを抱えた関係維持は、理想論ではなく分断回避と生存のための現実条件であることを示す。



キーワード

アウトプット

ToDo




参考

書籍

論文

作品







進捗記録






2025.11.18

論文(現時点)

https://drive.google.com/file/d/1eVXm_v8AvD7dUVv7pMQk8KExz3NWGj_B/view?usp=drive_link

概念図作成

メモ

非常に密集した都市の中で、そのような性質をもった人々が暮らすとき、自ずと窓は不透明であることが選ばれた。そんなことが言えるのではないだろうか。あくまで個人的な推測ではあるものの、“光は通すが像は通さない”ガラスは、東京で暮らす人々にとって、“近すぎず遠すぎず”の関係性を実現するにふさわしいマテリアルであり、その窓が並ぶ街並みから私は、世間の目を意識した上で、自己と他者を分断せずとも曖味模糊とした境界線をすっと引くような関わり合いのただ中で生きていることを実感するのである



2025.11.12

神戸大学におけるHCI(Human-Computer Interaction)研究との比較

HCI におけるバイアス研究は、一般に ゆがみの除去 によって合理的・一貫的な意思決定を促進することを主たる目的としてきた。清水友順(2023)による神戸大学博士論文も、現状維持バイアスやオンライン上の選択の偏りを、インタラクション設計によって削減しようとするものである。これらは、利用者の思考の固定化(=バイアス)を一時的に揺さぶりつつ、最終的には「より妥当で一貫した判断」へ導く設計思想に立脚している。

これに対して、本研究 Fenestralism が扱うのは、判断の迅速化 ではなく、判断を急がせない環境を社会側にどのように保持するか という問題である。本研究において、バイアスは思い込みの強化や思考の固定化を招く要素としてネガティブに位置づけられる。一方で、揺らぎは、立場や意味が一義的に定まらない状態を通じて、思考の流動性や他者理解の可能性を開くポジティブな契機として扱われる。


修了展

要素内容
紙質半光沢(セミグロス)
写真構成A4×4(横長 2×2)
A3, アルミ, 白マット
照明反射面を制御
キャプション学部卒制テンプレート?
配置意図視線の流れ=理論(左)→現象(右)=透過→反射の構造
全体印象建築的・理性的・秩序ある展示。Fenestralismを「社会設計」として提示する構造。

2025.11.05

予備審査




2025.07.14

各部ページ作成・整理

山田洸太/論文構成/第1部/限定
山田洸太/論文構成/第2部/限定?
山田洸太/論文構成/第3部/限定

Fluctuationismの読み方

カタカナ表記:フラクチュエイショニズム
発音記号:/ˌflʌk.tʃuˈeɪ.ʃən.ɪ.zəm/

社会の高解像度化の英語表記

英語表記:High-resolution Society

メモ

既に誰かが行った手法を知るということは大事です。歴史を知るということには、宝が隠れているのですから。かつて行われたことを現代に正しく合わせることでオリジナルが生まれることも知っておいた方がいいでしょう。(引用:村上隆『芸術企業論』P80)



2025.07.08

フィードバック

2025.07.07

ソーシャルデザインと現代美術

2025.07.05

現代美術(Contemporary Art)の定義と特徴

2025.06.03

ブラッシュアップ

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レポート執筆(第1章)

フィードバック

2025.05.27

フィードバック

2025.05.26

レポート執筆(第1章)

2025.05.13

フィードバック

窓の素材がぱっと見で窓っぽくないため、美術館等の展示作品を撮影したように見える。様々な角度や形の窓素材を用意する。そこに当てはめる合成素材も窓素材に合わせて台形補正する。さらに室内から撮影したもの、屋外から撮影したものもあるとバリエーションが増えてより良い。Webサイトに関しては、DnDで画像を変更できるようなものを検討する。



2025.05.12

フィードバックを基にブラッシュアップ

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まとめ

窓から見える実際の景色をそのまま残して画像を重ねると、重ねる画像の選択肢や表現の自由度が制限されてしまうことがわかった。今回は窓越しの風景を切り抜き、元の窓の写真を“額縁”として用いる試作を行った。このように額縁的に扱うことで、実際に展示する際にも、額縁の中にさらに窓枠が重なる“入れ子構造”のような視覚的効果が生まれ、視点の誘導や被写体の強調ができる。
また、ディスプレイでの展示においては、窓枠内の画像を自由に切り替えられるWebサイトを制作することで、鑑賞者自身がイメージの組み合わせを選択でき、より能動的な鑑賞体験へとつながる可能性がある。



2025.04.29

フィードバック

窓の周りの様子を暗くせず残すことで、窓の外の景色にのみ違和感を効果的に与えることができる。

試作

  1. エルガーラオフィスビルからの眺め
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  1. 水面
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  2. 木(ボケ)
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  1. 博多川対岸の景色
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  2. 電線
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  3. フェンス
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  4. 道路
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2025.04.22

本制作の表現おける造語

言葉によって存在が生まれる


試作

窓枠の外を暗くすることで、乗算で重ねた画像の情報を内側に制限する

メモ

リンク




2025.04.15

フィードバック

2025.04.13

課題

進捗

2025.04.07

旧背景と目的(バックアップ用)

2025.04.04

印象派と写真

写真の発明に対抗する形で、19世紀後半フランスで「印象派(Impressionism)」という芸術運動が起きた。そして、今、生成AIが登場し、イラストはもちろん、写真も簡単に生成できるようになった。そんな中で、今後写真はどのようにして生き残るのか。写真の発明が19世紀後半に絵を脅かしたように、今生成AIの急速な成長によって写真は一つの転換機を迎えている。

写真の二面性とその社会的認識

写真というメディアは、芸術表現であると同時に記録手段でもある。その捉え方は人によって異なり、その曖昧な立ち位置こそが写真という存在の特異性であり、魅力でもある。

しかし、一般的には「記録手段」として捉える人が多く、芸術的な側面が軽視されがちであると感じる場面がある。例えば、SNS上では、イラスト作品が無断転載された場合、強い反発が起こる。その一方で、写真については無断転載が横行しているにもかかわらず、大きな問題として取り上げられることは少ない。

これは、同じ視覚芸術の分野であるイラストと比べて、写真が創作物ではなく、あくまで「記録メディア」として認識されていることが一因ではないかと考える。

また、そのような認識を社会全体が持つに至った背景として、スマートフォンへのカメラの標準搭載も挙げられる。誰もが手軽に写真を撮れるようになったことで、写真の希少性や価値が下がり、創作物としての認識がさらに薄れているのかもしれない。

写真の持つ「芸術」と「記録」の両面性は、表現の幅を広げる利点である一方で、その存在意義が誤解されたり、軽視されたりするという課題も抱えている。

2025.02.20

タイトル案

image




2024.12.19

参考

論文構成


関連書籍

2024.12.12

試作




2024.12.05

サイトの更新

2024.11.28

論文構成

3DCG

リアルタイムでは透明な情報を処理するのが難しい。対策としてはオブジェクトの周りを旋回する映像をレンダリングしてループさせる方法をとる。



2024.11.21

OHPフィルム試し刷り

メーカー粒子滲み方
MORIMOTO KASEIやや粗いやや滲む
A-one粗い滲む

どちらのOHPフィルムも、和紙のイシカワに比べて粒子を感じる仕上がりとなった。滲む点に関しては、よりインク量の少ない用紙設定をする必要がある。



2024.11.14

サイトの更新

新規ページ作成

参考

週末、アジア美術館で行われていた写真・映像メディア学科のゼミ展『すきま』を鑑賞してきた。そこでは、一部が破れた写真を前方に配置し、その隙間から後方に配置した写真が見えるという階層を意識した作品が展示されていた。何か参考になるのではないだろうか。

アイデア

メモ

2024.11.07

サイトの更新

OHPフィルムの保存法

購入候補リスト(販売元:Amazon)

※コクヨの製品は全て在庫切れ。入荷時期も未定。

メモ

フィードバック

2024.10.31

OHPフィルムへの印刷

用紙インクジェット用OHPフィルム(和紙のイシカワ)
サイズA4

明るい画像に関しては、想定してた以上に透明度が高く仕上がり、データ上で重ね合わせた時と近い見た目に仕上がった。展示ではライトボックスのように後ろから光を当てると良さそう。

フィードバック

2024.10.24

キーワード

アウトプット案

  1. 異なる画像を透明のものに印刷し重ねる
    アクリルに直接印刷するのは専用の機械が必要となるため難しい。ただフィルムだけでは展示する際に風で靡く可能性がある。透明のフィルムに印刷してアクリル板に貼るのが現実的。さらに多くのプリンタは白色インクに対応しておらず、白い部分が透けた画像になってしまう。写真の調整が必要。
  2. 上記の案を3DCGで再現する
    360度画像として作成することで、リアルでは不可能な展示が可能になる。あくまでもデータ上での成果物になるため、没入感の演出に工夫が必要。選択肢としてVRやARも。

ポジフィルムとネガフィルム

フィードバック

2024.10.21

サイト更新

山田洸太/社会の高解像度化/限定

2024.10.17

サイト更新

メモ

選択肢が白か黒しか存在しないことで、分断社会を生む。
→想像力の低下、デジタルメディアの発達が原因?
自分と異なる価値観を受容する。想像する力が求められる。



2024.10.10

ワードクラウド

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参考

2024.09.26

参考

2024.09.23

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キーワード

コンセプト(仮)

時間軸や空間軸の異なる画像を重ねることで、被写体の時間と空間を曖昧にする。「いつ、どこで撮影されたものなのか?」が曖昧な中で、構図の情報のみが明確な状態を作り出す。採用する構図は放射線構図であり、これは中心に向かって奥行きを強く感じさせる構図である。見方によっては、時間と空間が奥へと無限に続くような感覚に陥る。

アウトプット案(仮)

参考




2024.09.21

映像(画像)に透明フィルムに印刷した写真を重ねる。

参考

2枚の写真をオーバーレイで重ねる。

layer1.jpg
layer2.jpg
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2024.09.19

メモ

2024.07.12

メモ

統計

フィードバック

2024.07.05

更新

2024.05.24

メモ

2024.05.17

決まっていること

題材:窓
成果物:映像
表現方法:窓の部分にアニメーションをつける
背景:似たようなビルが立ち並ぶ日本の街並み。デザイン都市。
目的:

調査

用語集

2024.05.10

2024.05.03

アイデア

コンテンツ形態

参考

2024.04.26

メモ

2024.04.19

用語

キーワード

メモ

2024.04.12

作業一覧

関連ページ