#author("2024-12-18T13:37:07+09:00;2023-08-15T03:38:55+09:00","default:inoue.ko","inoue.ko") #author("2024-12-18T13:42:07+09:00;2023-08-15T03:38:55+09:00","default:inoue.ko","inoue.ko") * 王 弈韜 YITAO WANG 博士前期課程 写真・映像領域 百瀬 研究室 ~ ~ ***研究テーマ ''Face to face'' ***作品・研究テーマ ''"Face to face"'' 写真の記録性に基づいて個人的なドキュメンタリー写真表現 ー シェルターと乗り物 ~ ***研究内容 写真の本質は記録性であり、記録写真のことと極言してもよいが、社会、自然といった題材を問わず、資料的価値をもつに足る客観性を内容と表現に保持するものと解釈されている。自分にとって、写真は自分の生活の証拠、言わば記憶になれるものである。自分は昔から色んなものに対して興味があって、たとえば車、船、飛行機あるいはバイクなどの乗り物。そのあと不動産屋でバイトしたとき、いろいろな住宅に注意した。例え住みたい部屋が確定しても、多種多様な住宅を観察するのは日常の趣味だ。去年の四月から福岡に転居して、公共交通の不便さにより,何度も悩んでいた。そこで、自分がどんな時でも、人間はシェルターと乗り物から離れないだと感じた。その点について写真の作品を作ろうと考えている。 ~ ***研究背景 およそ一万年前、人間が野生の環境から洞窟の住まいへ移行した、それが最初のシェルターだと思う。しかし自然条件が悪化次第に、人間が自然の洞窟を離れ、家を建てるようになった。原因は、生産方法の変化による環境変化と、人間の欲求の充足とのせめぎ合いが原因だった。狩猟社会から農耕社会への変化に伴い、人間の生活環境は、狩猟や収穫を行う森林や草原から、水と草に恵まれた広大な平野や草原に移り、農業や放牧などの農業生産方式に適していた。 平原や草原では、シェルターとなる自然の洞窟がなく、人間は四方からの脅威から身を守り、火を守り、療養するために、住居の建設に乗り出すしかなかった。だんだん、村や都市などの集落が大きくなっているうちに、足だけで移動することが難しくなっていた。長距離で移動するため、自然に人間が乗り物を求め始めた。しかし、家から離れた道は長くて危険だ。その時、人間が乗っている乗り物も時々シェルターの役として立っている。この人間とシェルター、人間と乗り物の関係は極めて簡単なことに、自分がすごく感銘を受けた。 ~ ***展覧会、研究発表、プロジェクト活動等 -2022年6月「島展」(福岡市美術館) -2023年1月「憂き世」(福岡アジア美術館) -2023年6月「島展」(福岡市美術館) ~ ***プロジェクトプロファイルリンク ~https://www.instagram.com/sheltervehicle/ ~ ~ ~