大学院 博士前期課程| 金曜2限|17611
本演習はゼミ室にて対面で行います。
本演習はゼミ室にて対面で行います。
本演習はゼミ室にて対面で行います。
https://design.kyusan-u.ac.jp/OpenSquareJP/?WebDesign/Color
本演習は前回同様にゼミ室で行います。
スクリプトで作るテクスチュア
https://design.kyusan-u.ac.jp/OpenSquareJP/?p5.js
当研究室では、Web・CG・映像などデジタル媒体による情報のデザインを主なテーマとして取り組んでいます。
Webに代表されるデジタル媒体には従来のメディアにはないデザインの可能性があふれています。情報デザインにできることは何か。身近にある「情報」を「編集」あるいは「再編集」することで、世の中をもっと面白くすることはできないか。一緒に考えてくれる学生さんを求めています。
ヒト・モノ・コト。今、私たちをとりまく環境には、問題が山積しています。それらの大半は、エネルギー資源や、生活環境に関わる問題で、情報デザインというよりは、プロダクトデザイン、あるいは空間デザインの問題であると考えられがちですが、例えば、大量のエネルギーを使うモノの移動を、情報の移動に置き換える提案をしたり、様々な生活のアイデアを視覚的な情報として配信したり、これまでハードウエアで解決していた問題を、ソフトウエアのレベルで解決する提案を行うことも可能です。資源・エネルギーを使ってモノを作るのではなく、それを情報デザインの問題として考える。そこには大きな可能性があると考えています。
とりあえず、確実に言うことができるこの仕事のメリット・・・
「電子媒体による情報のデザイン」は、一切ゴミを出しません。
当研究室では、デザインに関する以下のポリシーを共有しています。
これらはいずれも、資源やエネルギーを浪費しない、持続可能な社会の実現に向けたデザイン提案を行うことを前提としています。ビジュアルデザインにも地球環境への配慮が必要です。資源・エネルギーの無駄使いにつながる企画や、持続可能性のない(サスティナブルではない)提案は応援できません。逆に、既存の事物の編集・転用・変形によって資源を有効活用する提案等は歓迎です。
プロジェクトとは、何らかの具体的な「目標」を掲げた「計画」と「遂行」を意味します。それによって何ができるのか、期待される成果が具体的にイメージできる「作品制作」は基本的にこのタイプのものになります。
参考:Project
生産完成品を提供するのではなく「生産性」を提供する。モノを作るのではなく、モノの作り方を提案する。「しくみのデザイン」などがこのタイプです。
達成すべき目標を掲げるというよりも、純粋な好奇心に基づいて「誰も試したことのないようなことを実験をしてみる」、「ひたすら資料を集めて標本をつくってみる」といったタイプの研究です。いわゆる「ブレイクスルー」は「何が出るかわからないけど面白い」というような基礎研究から生まれます。
「論文」というのは、皆さんが思っているほど難しいものではありません。
また、その量も・・・・たった2ページでも、要件が整っていれば立派な論文になります。
おおよそ、以下のような流れで書きます(太字は特に重要)。
1) 表題(Title)
通常2~30文字で簡潔に記載します。必要に応じて副題(Subtitle)を添えます。
2) 要約(Abstract)
論文の内容全体をまとめたもの(論文の紹介などに利用されます)
3) 序/目的と背景(Introduction)
何を問題にするのか、何を解決したいのか、動機・目的を明確にするとともに、「ああすればこうなる」、「ああであればこうである」といった「仮説」を述べます。また「先行研究(これに関連してすでに知られていること)」についてもふれます。
4) 方法(Materials and Methods)
実験や調査の方法など、第三者が再検証できるように詳細に記述します。
5) 結果(Results)
実験や調査の結果、明らかになった事実を記載します。主観的な感想は含まれてはいけません。
6) 考察(Discussion)
結果をもとに、当初の「仮説」を検証します。ここには主観的な考えが含まれて構いません。
7) まとめ(Conclusion)
考察の結果として結論を書きます。
8) 謝辞(Acknowledgements)
実験に協力してくれた方、アドバイスをくれた方、また研究資金を提供してくれた方などへのお礼を書きます。
9) 引用文献(References)
本文中でふれた文献等について、著者、書名(雑誌名)、発行所、発行年、(記載箇所)を明記します。項目の順番は、学会等のルールに従います。
実際には、投稿する学会等によって、ルールや慣習がありますので、
それに即して整えることになります。
論文は、自分のために書くのではなく、読者のために書くものです。読者がこれを読んで「面白い」と感じることはとても重要で、また、疑問をもった読者が、自身で「検証」することができるよう、どんな方法で実験をしたのかについては、きちんと明記する必要があります。常に第三者の視点で読み返し、「正しく伝わる」文章になるよう心がけて下さい。