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陶炫程 の変更点


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*陶 炫程 &small(Tao Xuancheng);
博士後期課程 映像領域 星野研究室
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***研究テーマ
「未来映画の概念」についての研究
AIなどの先端技術を活用した低予算映画制作の研究
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-研究背景
 20世紀、イタリアの映画理論家、Ricciotto Canudoは映画を第八芸術(舞踊と演劇を区別せずに「第七芸術」とも呼ばれる)と呼び、、映画は新しい芸術になるとして過去の芸術形式とは全く異なり、未来性のある芸術だと語った。
 21世紀において、伝統的な映画は新しい機会や挑戦に臨んでおり、複合現実技術、VR.AR技術が次々と新しい現実と並行世界を作り出し、ますます発展しているAI技術の背景のもとで、映画は一種の先進メディアとして、どのようにして映画の本質に戻れるか、考えるべきだと提案する。映画の本質に立ち返り、新技術、発明に向き合えばこそ、映画そのものの将来性が保てると考える。すなわち、映画は将来においても時代を牽引する主要なメディアとしての価値を持ち続けることが可能となる。
 私は修士時代に短編映像制作の実務経験があり、現在もいくつかの映像制作の監督やプロデューサーを務めている。そして、大学の先生を務めていた間も、ポイントクラウドによって紹興木造船についてデジタル化を研究した。これらの経験と技術はこの研究を完成するのに役立つだと考える。
研究内容
-研究内容
本研究は、AI技術を活用した低予算短編映画制作に関するものであり、具体的には以下の課題を検討する。
1、中国と日本におけるAI映像技術応用の比較
2、低コスト映画制作に最適なワークフローの構築
3、AIが映画表現手法に与える影響の分析
加えて、既存の環境と技術を活用し、実際に短編映画を制作する。この制作活動は、AI技術が映画制作プロセスに与える影響を具体的に検証するケーススタディとなる。
本研究では、単なる技術的課題にとどまらず、以下の倫理的・創作者性に関する問題についても深く掘り下げる。
1、AI作品に対する大衆の認識・受容度
2、観客はAIが関与した作品をどのように受け入れるのか?
3、AI制作映画と人間監督による映画の評価に違いはあるのか?
4、AI作品の「作者性(オーサーシップ)」問題
5、AIを用いた制作における「創作者」は誰か?
6、AI使用者(監督・編集者)とAI自体の創造主体性の区別
これらの問題に関して、アンケート調査や定量的分析を実施し、観客や制作者の意識を統計的に評価しながら、AI映画制作の未来像を考察する。さらに、近年急速に発展する中国国内の映像制作技術(AI映像生成、バーチャルプロダクション、モーションキャプチャなど)を調査する。これらの活動を通じ、国際的な視点からAIを活用した映画制作のあり方を探求する。
-研究方法
1年目:基礎研究と理論構築
1、学会発表・コンペティション参加:国内の関連学会での研究発表を計画。例えば、日本映像学会やデザイン学会など。AIを活用した映画制作に関するコンペティションへの参加を検討。これにより、実践的な経験とフィードバックを得る。​
2、アンケート設計: 映画制作者や観客を対象に、AI技術の映画制作への適用に関する意識調査を実施。​
3、定量実験: 従来の映画制作手法とAIを活用した手法のコスト、品質、時間効率を比較分析。​

2年目:実証研究とワークフロー構築
1、ワークフロー(workflows:cozeなど)の概念(複数ソフトウェアの併用):映像制作の各プロセスにおいて、AIツール(脚本生成、映像合成、VFX、音声合成など)と既存の映像編集・制作ソフトウェア(DaVinci Resolve、Unreal Engine、Stable Diffusionなど)を
2、作品の完成: AI技術を活用して制作した映画作品を映画祭で発表。​
3年目:成果統合と最終発表
1、ワークフローの提案:低予算映画制作に最適なAIワークフローを体系化し、ガイドラインとしてまとめる。​
2、論文発表

***展覧会、研究発表、プロジェクト活動等
(学術論文)
1.紹興木造船バーチャル・ミュージアムのデジタル化の構築 単著 2024-06-25
-1.紹興木造船バーチャル・ミュージアムのデジタル化の構築 単著 2024-06-25
大衆文芸 Issn1007-5828
  文章ではデジカル化技術を駆使して、紹興木造船バーチャル・ミュージアムのデジタル化の構築、いかに複数のデジタル化技術を使って、紹興木造船の製作技術を記録し、保護する。バーチャル・ミュージアムを設計し、デジタル化文化財の収集し、スリディー化し、展示する。展示内容の構築や技術支持によって、文化財の展示や保護を実現する。最終的に、紹興木造船バーチャル・ミュージアムによって、紹興木造船の製作技術と木造船文化財の保護問題を解決する。

2.ポイントクラウドによって紹興木造船についてデジタル化 単著 2024-02-22
-2.ポイントクラウドによって紹興木造船についてデジタル化 単著 2024-02-22
読天下 Issn2095-2112
  ポイントクラウドによって紹興木造船についてデジタル化研究の方法や過程。写真測量法によってスリディーポイントクラウドやモデルを構築し、紹興木造船に対して、デジタル化修復や復元を行う。それについて、詳しく紹介し、出てくる問題や解決策を分析する。紹興木造船をデジタル化復元の大切さや未来の発展の方向を示す。

3.From Tool to Subject: AI's Participation in Film Production 単著 June 20, 2025
-3.From Tool to Subject: AI's Participation in Film Production 単著 June 20, 2025
The Editorial Board of Sustainable Development Research IDEAS SPREAD
NEW YORK, NY
United States
ISSN 2690-9898 E-ISSN 2690-9901


***受賞
作品題目
-作品題目
 「祠堂」

担当
-担当
 副監督

作品紹介
-作品紹介
 女の子が、自分の父親の遺品を取り戻したいと思って、女性が立ち入り禁止になっている祠の中に入ろうとしたことから始まった物語。
中国では、従来、女性は祠に入ることができないことになっている。この作品の中では、この点について話しました。女の子は自分のお父さんの遺物を取り戻したいと思って、いろいろなことに会いました。そのストーリの中で、一番大切なのは、最後のシーンです。子供の時の女の子は、祠に入れませんでした。大人になって、入れるようになりましたが、もう祠に入ることで自分を証明する必要がなくなりました。つもり、女性主義の作品だと思います。この作品は後で〜賞を取りました。私は副監督として現場の撮影を監督し、脚本も一緒に直しました。


受賞歴
-受賞歴
 MOXIKHO INTERNATIONAL FILM FESTIVAL
 BEST CHILDREN SHORT FILM

作品題目
 「橘子」

担当
-作品題目
 「橘子」
-担当
 プロデューサー



作品紹介
-作品紹介
 「ガラスは晴れ、ミカンは輝く」――北島『祝祭』
 職場で長年もぐもぐしていた主人公(林俊濠)は、特殊な方法で話を展開し、今回の話で主役の気持ちを変えた物語。


受賞歴
-受賞歴
 Best International Film Festivaを入賞した


作品題目
-作品題目
「ストランディング」
担当
-担当
監督


作品紹介
-作品紹介
 新型コロナウイルスが感染拡大している中、食事の宅配サービスを利用した中国人留学生の主人公と中国人の配達員との出会いからすれ違いまでを描いた、約10分の映像作品です。
 コロナ禍において誤解が解けないままさまよう2人の姿を、海生哺乳類が座礁したり死んだ状態で漂着し、自力で本来の生息域に戻ることができなくなるという「ストランディング」になぞらえています。コロナウイルスによって2人の縁が結ばれるとともにお互いの信頼関係も失ってしまった「禍福倚伏かふくいふく」※のありさまを、ナレーションを多用しながら表現しました。

受賞歴
-受賞歴
「第52回福岡市美術展」のデザイン部門で最高位の福岡市長賞を受賞した。