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紀野はるか/myantenna の変更点


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HSPのモーショングラフィックスによる情報発信とイメージ改善に関する研究


#image(紀野はるか/総合研究I/top.png)

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**&color(#0094A1){概要};
***これは何?
//{これは何か・・を簡潔に};
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HSP(Highly Sensitive Person)とは、Aron(1996)が提唱した概念で、感覚処理の感度が高く、外部からの刺激に敏感な気質を持つ人を指す。メディアによるHSPの報道によって、多くの人がHSPに関心を持つようになったが、同時に、情報の氾濫によって、HSPに対する誤った理解や偏った認識が広まっている。
本研究では、HSPに関する正しい情報を提供し、ネガティブなイメージを変えるために、インフォグラフィックスを用いたモーショングラフィックスによる情報デザインの有効性について考察する。
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***はじめに
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 HSP(Highly Sensitive Person)は、Aron(1996)が提唱した概念であり、環境からの刺激に対して敏感に反応する気質を持つ人々を指す。HSPは光、音、匂いなどの刺激に非常に敏感であることや、他者の感情に共感しやすい、物事を深く考えるといった特徴を持つ。日本では「繊細さん」や「敏感さん」という愛称で知られている。
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***背景と目的
//{プロジェクトの背景と目的};
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''背景''
-書籍がメディアに取り上げられ、2020年頃からHSPが広く知られるようになった
-一方で、情報の氾濫により誤った理解や偏った認識が広がる事態も発生した
-HSPに対するネガティブな印象の定着が懸念されている

''目的''
-HSPの正しい基礎知識を整理
-ネガティブなイメージの転換
-特性をポジティブに捉えられるような情報発信を行う
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**&color(#0094A1){調査};
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***HSPに関するの調査
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(1)SNSでのHSP
(2)学術的なHSP
(3)心理学のHSPと世間のズレ
(4)調査結果

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(1)SNSでのHSP
-出典等の記載がない
-「生きづらさ」の多用
-学術的な説明が少ない
-HSP診断またはHSP尺度の信頼性・正確性が不明であるのにもかかわらず自己判断を促している
-ビジネス目的で使用されている
-過激な言葉を使用し、関心を引こうとしている
-精神病や発達障害と混同して扱われている
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(2)学術的なHSP
-HSP=「環境感受性が高い人」たちのラベル
-感受性は誰もが持っている
-ポジティブな環境・ネガティブな環境のどちらからも影響を受けるニュートラルな特性である
-HSP尺度は邦訳・日本人向けに修正された尺度が2016年に更新され、今も研究が続けられている
-HSP尺度は、感受性の高さを測定するために作成された
-学術上では、HSPと非HSPを二分化すること・呼ぶことはない
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(3)心理学のHSPと世間のズレ
-HSPは障害ではない
-HSP尺度の情報は現在も更新され続けている
-HSPは診断するものではない
-HSP・非HSPの境界線はない
-HSP=「生きづらい」ではない
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(4)調査結果
-SNSでは「生きづらさ」に焦点を当て発信されているため、「繊細さ」「敏感さ」についての学術的な説明が十分ではない
-よってHSP=「生きづらい」のイメージが定着している
-情報が更新されていない、情報の悪循環
-「生きづらさ」を利用した悪徳ビジネスが横行している
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***モーショングラフィックスに関する調査
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(1)モーショングラフィックスとは
(2)モーショングラフィックスが視聴者に与える効果
(3)モーショングラフィックスの活用例
(4)調査結果

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(1)モーショングラフィックスとは
-視覚要素に動きと音響を取り入れ、メッセージや情報を効果的に伝える手法
-[[視覚的な関心が高まり、感情的なつながりが生まれるため、複雑な情報の視覚的な整理や印象づけが可能>https://citeseerx.ist.psu.edu/document?repid=rep1&type=pdf&doi=d171dd8a6f91c7d907097a0123c019d9c15ae571]]
-視覚的アピールや情報の簡素化が求められる場面で活用
-視覚的理解を促進する有効な手段とされる
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(2)モーショングラフィックスが視聴者に与える効果
-複雑な情報を直感的に理解しやすい
-視聴者に感情的な影響を与え、共感や親しみを感じさせる効果
-静的なメディアよりも視聴者の興味を引きやすい
-視覚的刺激を通じてエンゲージメントを向上
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(3)モーショングラフィックスの活用例
-マーケティングと広告 [[▼example>https://minnano-motion.com/]]
-教育とオンライン学習 [[▼example>https://eajournals.org/ijirmmcs/vol-8-issue-1-2022/using-motion-graphics-to-raise-awareness-on-vaccines/]]
-医療および健康啓発 [[▼example>https://www.va.gov/health-care/covid-19-vaccine-tag/about-covid-19-vaccine-tag/]]
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(4)調査結果
-複雑な情報を分かりやすく伝え、視聴者が直感的に理解しやすくなる
-視聴者の感情的なつながりを強化する
-メッセージへの集中を高める
-さまざまな分野での情報伝達において重要な役割を果たしている
-HSPの情報発信に適した手段である
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**&color(#0094A1){コンセプト};
//{基本的な考え方、枠組み、視点など};
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***学術的な説明を取り入れる
-学術的説明からアプローチを行い、正しい知識を提供
-HSPに関する理解を深め、HSPに対する誤解や偏見を減らす
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***ネガティブなイメージの転換
-個性の一つであること周知させる
-HSPに対する理解と共感が深めネガティブなイメージの転換を図る
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***モーショングラフィックスの活用
-柔らかで親しみやすいキャラクターのイラストレーションを活用
-ポジティブなイメージ形成を促進
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**&color(#0094A1){成果物の仕様};
//{成果物の形式・サイズ・時間尺等};
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***HSP基礎知識編

01.HSPってナニ?

#youtube(8CskHQBRK0o?si=y6rJqd28O7ZRh4hf)

-HSPの学術的な説明
-HSPの学術的な位置付け
-HSPが持つ特性

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02.HSP診断の誤解

#youtube(Lw3-EBoNUcI?si=LxfemonIE6vHJLW7)

-HSP尺度について、提唱者について
-HSP尺度が学術的にどのように扱われているか
-SNS上のHSP診断の不正確さについて

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03.学術的なHSPのズレ

#youtube(m0fBLD_Vh_s?si=Vv7ybI1FzcecEXN3)

-◯◯型HSPの誤認について
-うつ病との混合について
-SNS情報の脆弱性への警鐘

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[ナレーションPDF] 
Googleドキュメント[[__HSP基礎知識編 内容(改訂版)__>https://docs.google.com/document/d/1YJNK8IzExd7dxfG0TKss-nhFFPCduxlttQWHT7u4Q9A/edit?usp=sharing]]

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***似顔絵を用いた感受性を投稿するInstagram

個性として感受性を捉える目的として、個々が持っている感受性と似顔絵と共に共有するアカウントを作成。
-自分らしさに気づく・見つめ直すきっかけづくり
-似顔絵を通して自分自身にも愛着を持ってもらう
-自分のアンテナを考える・アンテナに気づくきっかけにする
-みんなが持っているステキなアンテナを共有する
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似顔絵Instagram📡 __▶︎[[@myantenna.is__>https://www.instagram.com/myantenna.is__/]]__
似顔絵とアンテナを紹介するInstagramアカウント

-不定期更新

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***WEB

コンテンツの概要紹介、キャラクターの紹介、コンテンツをまとめたwebサイトを作成し、コンテンツについての興味関心を促進させる。

#image(紀野はるか/総合研究I/webframe.jpg)
#image(紀野はるか/総合研究I/webdemoa.png)
#image(紀野はるか/総合研究I/webdemob.png)
-概要
-キャラクター紹介
-各SNSに飛ばす
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**&color(#0094A1){効果の検証};
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九州産業大学学生相談室常勤カウンセラーである臨床心理士・幸地英理子先生からの研究概要のフィードバック
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***基礎知識編動画
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・学術的アプローチの正当性を確認
・専門用語の多用が視聴者にとって理解の障壁になる可能性があると指摘
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改善策
①動画の再生速度を遅くすること
②具体例を提示すること
③グラフィックを増加させること
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***似顔絵を用いた感受性を投稿するInstagram
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・自分らしさを象徴し、自己を客観的に見る視点を提供
・自己理解と自己受容を促進させること
・「アンテナ」を取り入れることで、自己との向き合う過程をサポート
・参加者の自己理解の深化に貢献している
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***効果の検証2
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アンケート調査(未実施)
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**&color(#0094A1){まとめ};
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-情報が氾濫し、誤解や偏った認識が広がっている現状
-学術的で正確な知識を提供する重要性が浮き彫りとなった
-モーショングラフィックスを活用した視覚的でわかりやすい情報発信
-HSPに対するポジティブな認識を広め、自己理解や自己受容の促進
-適切に活用できるプロセスを構築することが重要
-インターネット上の情報と学術的な情報との間に生じる相違点を理解
-生じる危険性についても認識を深めてもらうことが期待される


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