博士前期課程 デザイン領域 青木 研究室
私たちの生活環境に潜在する多様なバリアの抽出と
その解決のためのアプローチ方法
卒業研究で取り組んだ二分脊椎症の学生を対象としたシャワールームのバリアフリーデザインの研究を通して、私たちの生活環境には身体に障がいがある人達にとって、まだ多くの問題があることが分かりました。SDG’sが世界中で注目されている今日、持続可能な社会づくりを進める上ですべての人に健康と福祉を提供するバリアフリーデザインは、様々な問題解決の方法として重要であると考えます。
車いす利用者を含む生活に不便さや不自由さを感じる多様な人を対象に、身近な生活から社会環境に至るバリアの現状を調べ、その中から研究事例を選択し、人間工学的なアプローチを用いて、バリアフリーデザインを試み、その過程や成果から、バリアフリーデザインの方法について言及することを目的とします。
身体に障がいがある人の生活に関わる道具や空間を主な研究対象に設定し、次のような過程と方法で研究を実施します。
国内、国外の関連論文を収集、購読し、バリアフリーデザインに関する研究の全体像を明らかにする。
福祉分野の文献や福祉施設や病院等で、障がいがある人を対象にリハビリテーション等の業務を遂行する理学療法士、作業療法士等からバリアフリーデザインに求められる役割や研究課題に関する意見等を収集する。
文献調査及び専門家からのヒアリング等を通して、今日の我が国における社会や生活におけるバリアの全体像を明らかにする。
バリアの全体像の中から、研究的なアプローチが可能な研究テーマを選択し、フィールドワークから最終デザインの評価・検証に至るまで、人間工学的なアプローチを試み、客観的な資料やデータを活用したデザイン方法を論じる。
日本デザイン学会にて、研究成果の発表を行うとともに、KSUプロジェクト展等、大学が主催する展示会で本研究の成果を公開する。
香椎原病院との連携事業(高齢者向けの運動プログラムのアプリケーション化)
七洋製作所との連携事業(ECOバッケンのインターフェースデザインの提案)
ティーチング・アシスタント
月4 デザイン総合研究Ⅰ
火1 デザイン特論
火2 情報デザインB
火3 プロダクトデザインA
水4 プロダクトデザインB
金2 造形心理学特論
月4 デザイン総合研究Ⅰ
火
水
木
金
出身地:大分県
特技:水泳(平泳ぎ専門:4歳から始め、18歳まで選手として九州大会3年連続出場の経験あり)
趣味:映画鑑賞
2018年 大分県立鶴崎工業高等学校 産業デザイン科 卒業
2022年 九州産業大学 芸術学部 生活環境デザイン学科 プロダクトデザイン専攻 卒業
2022年 九州産業大学大学院 芸術研究科 造形表現専攻 デザイン領域 博士前期(修士)課程 在学中
2012年 泳力検定1級
2015年 レタリング技能検定3級
2015年 パソコン利用技術検定2級
2016年 トレース技能検定2級