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穴見仁志

穴見 仁志  Hitoshi Anami

博士前期課程 デザイン領域 青木 研究室

Instagram制作アカウント
https://www.instagram.com/hitto_shi_designlab

研究テーマ

足部のリハビリテーションを目的とした器具の研究・開発


第1章 研究背景と目的


 本学のヒューマン・ロボティクス・研究センター(HRRC)は、2013年11月30日の開設当初から、飯塚市にある独立行政法人労働者健康安全機構総合せき損センター(以下、総合せき損センター)や福岡市東区にある医療法人原三信病院香椎原病院(以下、香椎原病院)と共同研究が実施されている。本研究は香椎原病院との定例研究会の中で、当該病院のリハビリテーション科で主に高齢者のリハビリテーションで運用されている運動プログラムについて、その効果を高めるための運動プログラムの体系化や、現状の紙媒体のデザインを一新し、運用方法を電子媒体に変えるアプリケーション化が課題として取り上げられた。本研究の構成は以下の通りである。 

(1)運動プログラムのマニュアル化
(2)高齢者のリハビリテーションを目的とした運動器具の開発

第2章 運動プログラムのマニュアル化


2-1 運動プログラムとは

 運動プログラムとは一般的に、運動能力の維持・向上や生活習慣病の予防などを目的に実践する運動内容を示し、内容や負荷量、運動時間・頻度などを設定するとともに、運動継続の大切さを個人が認識する必要があるとされている。

2-2 香椎原病院における運動プログラム

 香椎原病院では、高齢者のリハビリテーションに運用され、筋力の維持・強化、ストレッチ、体幹運動、バランス運動等で構成されている。これらは、当該病院のスタッフが制作したマニュアルに表記され、運動の方法や時間、回数等が表示、利用者に合った複数の運動プログラムを選択し、その組み合わせで実施している。高齢者に応じて設定した目標時間や回数に対して、余裕を感じるようになれば目標値を上げる、別の運動プログラムを選定するなどによって身体機能の低下の抑制に繋げている。

2-3 運動プログラムの問題解決・現場適用

 これまで病院内で運用されていた運動プログラムは、複数のスタッフが作成していた。しかしアプリケーション化に繋げるには、ルールが決まっていない状態で作成していた為に記述形式や表現方法に統一性がなく、スタッフも利用者もわかりづらいという問題点があった。この問題点から表現方法や記述形式、写真からキャラクターに変更といった運動プログラムの体系化とマニュアル化を進め、筋力強化・ストレッチ、体幹エクササイズ、バランスエクササイズの3系統で77種類のマニュアルを制作した。
https://drive.google.com/file/d/1BQv0zEELS93ZIXPr6s8tLMLnkQoToBW_/view

第3章 高齢者のリハビリテーションを目的とした器具


 運動プログラムのマニュアル整備過程で、安全に手軽にできる運動として、座位姿勢で下肢の筋力や立位時のバランス機能の維持・向上が期待できる足部の運動プログラムに着目した。

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第4章 高齢者のリハビリテーションを目的とした器具


 足部の運動器具開発では、形状を意識したプロトタイプモデルで共同研究者である香椎原病院の理学療法士と開発器具のイメージを共有し、のちに機能を意識したプロトタイプモデルで使用評価を行なった。

プロトタイプ


出身校


展覧会、研究発表、プロジェクト活動等


受賞







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Last-modified: 2024-02-21 (水) 02:07:57