論文構成
CONTENTS
論文構成の考え方
- 序論 1つの章
- 先行研究・先行事例の調査 1つの章
- 実験のためのシステム作りに関する解説 1つの章
- 様々な比較実験を、それぞれ小さな論文として発表 > 各章
- 結果を総括 1つの章
序論
インタラクティブ動画とは
研究のキーワードとして、自分自身で「定義」する。
研究の目的
従来動画とインタラクティブ動画を比較して
コミュニケーションの効果にどのような違い生じるか・・
研究の仮説
様々なコミュニケーション効果
- 共有へのモチベーション(シェアしたくなる)
- 記憶に残りやすい
- 理解しやすさ(地域に特有の用語などがスムーズに理解される)
- ユーザーの嗜好度(その地域に対する興味・関心が高まる)
注)「コミュニケーション効果」を先行研究をもとに明確に定義する必要あり
今日の代表的な動画の形式
- 従来動画
- ショート動画
- インタラクティブ動画
(一人称)+ ショート動画 + ボタン + ストーリーライン
Keyword
- ショート動画(従来動画より短くなることの効果)
- ボタンの有無
- ストーリーライン
調査
先行研究
- 直接的な先行研究はない
- 参考となる研究としては・・・
- XXXの分野におけるXXX研究
- インターネットにおけるXXXの分類研究
- インターフェイスに関するXXXの研究
インタラクティブ動画の現状調査 (中国、日本、・・・)
たくさんの事例を調査して、分類・整理して、統計的に比較するなど・・
違いがあれば、その違いがなぜ生じたのか考察
逆に、違いがなければ、なぜそれが標準的なものなのか考察
ここにおける分類・整理は オリジナルなものになる。
> 2022年 10月 日本デザイン学会 第5支部 で発表
> 2022年 11月 芸術工学会で発表
実験のためのシステム作り
- インタラクティブ動画のシステムについて検討
> H5 を利用(動画は AfterEffects での制作を想定)
> 自分でシステムを制作するか( HTML + CSS + JavaScript )
> 既存のプラットフォームを利用するか
- 中身の動画については、既存のサンプル動画を利用する
参考:H5広告とは
H5広告の「H5」とはHTML5の略。H5広告とは、HTML5の機能を使って、ゲームや縦型動画などのコンテンツを組み合わせ、スマホの縦型画面に最適化させて作ったインタラクティブな広告を指すことが多い。特徴としては、
- スマホでの視聴が前提
- SNS内ブラウザで「開く→シェアする」まで完結
- アニメーションや動画を多く用いている
- ユーザーから働きかける、インタラクティブな仕組みがある
- SNSにシェアしたくなる要素がある
- 画像に埋め込まれたQRコード等、アクセスがし易くなっている
比較実験 X 複数
従来動画とインタラクティブ動画の コミュニケーション効果の比較を様々な独立変数について実験
実験方法
- 何を比較するのか(独立変数)
- 選択肢の数による違い(0:従来、2、3、・・・5 )
- 選択肢の位置
- コメントの文章の書き方による違い
- 画面サイズ
- ショート動画の時間尺
- 音の付け方
- どんな「コミュニケーション効果」を測るのか(従属変数)
- 視聴が効率的になる(視聴時間が短くる)
- 内容に関する記憶効率が上がる(どれぐらい記憶されているかを点数化)
実験
XXX が「コミュニケーション効果」に与える影響をアンケート等で調査
結果の分析
XXX が「コミュニケーション効果」に与える影響を解析
> 日本デザイン学会誌または芸術工学会に「論文」として投稿可能
まとめ
インタラクティブ動画の効果、応用、 未来の展望など
現時点での予想としては・・・
従来動画に比べて、インタラクティブ動画の方が
コミュニケーションの効果が高くなる
- 共有へのモチベーション(シェアしたくなる)
- 記憶に残りやすい
- 理解しやすさ(地域に特有の用語などがスムーズに理解される)
- ユーザーの嗜好度(その地域に対する興味・関心が高まる)