博士前期課程 デザイン領域 北島研究室
研究の目的
高齢化は21世紀、世界の人口発展の共同の問題である。先進国の中で日本の高齢化問題は最も深刻である。現在から2035年までに65歳以上の人口は総人口の3分の1を越えると予想されている。社会問題をもたらす高齢化の原因として、様々な問題が著しく注目されている。駐車問題や交通事故などの問題が増加し、道路交通面の安全対策は見逃せない。高齢者の生活にも重大な変化が出てくる。これからの高齢者の運転における安全問題と車に対する機能的課題の解決策を見つけなければならない。
本研究の目的は将来の高齢者を取り巻く環境を分析し、高齢者をターゲットにした移動機器のデザインの要件を明らかにし、デザイン開発提案をすることである。
目標は、高齢者に更に乗りやすい交通手段を提供し、同時に駐車場の面積不足の問題の解決と、高齢者の安全運転の確保である。
コンセプト
①商品、デザインのコンセプト
・商品、省エネ、無線充電技術をもつ超小型電気自動車。
・イメージ 若々しく軽快なイメージ
・フォルムはスピート感を表現したスポーティフォルム
・駐車性 全長と全幅が短く駐車しやすい
・乗降性 全高が高く、乗りやすい(シルが普通の車より低いレイアウト)
・積載性 トランクのドアとルーフに繋がっていて、開けやすい
②スぺシフィケーション
・レイアウト
全長--2500mm 長さを短縮、さらに運転しやすい
全幅--1450mm 駐車の面積を減少、狭い街道に渋滞の発生率が減少
全高--1500mm 高齢者に乗り易い
ホイールベース--1780mm
・パワーユニット
電動機能
リチュームイオンバッテリー
・安全装備機能(高齢者向け)
人工知能を備えた自動運転機能(ユーザーの生活環境や道路変化への対応を
学びその能力を高める知能を装備)
HUD(ヘッドアップディスプレイ)-フロントガラスに投影装備
3Dマップ(自動運転に必要な走行環境の三次元表示。例道路の路肩のデータ
表示など)に対応する機能を装備。