劉 林 RYUU RIN
博士前期課程 写真領域 百瀬研究室
15号館 3F
研究テーマ
- NAGASAKI-Hilly City
最初に長崎へ行ったのは陰暦春節に行なわれる長崎ランタンフェスティバルを見たいと言う単純な理由からだった。その時長崎の特徴的な地形を発見した。長崎の建物の多くは山を切り崩して建築されている。その山はとても急で住宅も密集しており、狭い階段が住宅に繋がっている。私は坂を登っていた時老人の方をたまに見かける事はあっても、若い人を見かけることは少なかった。沿道にはすでに取り壊された家屋がたくさんあり、新たに作られる家屋は少ない。
そのような場所を見て、私は多くの疑問を持った。なぜ長崎の住居は山の斜面の上に建てられているのか。このような特殊な地形は、人々の生活にどの様な影響を与えたのか。私は、石段の坂道をスロープに改築してある場所を数ヶ所発見した。恐らく遠くない未来、高齢化によりこの様に住みづらい場所の居住人口は減っていくだろう。そして、特徴のある建築群が消えてなくなるかもしれない。この様な現状から長崎の坂道に対する記録と研究する事が更に重要になると考えた。このような思いから私は坂道の撮影と研究を始めた。
都市とは形成するにあたり最初の部族の居住地であり、長い歴史の発展を遂げて人類の物質と精神成果が集まる所である。
都市は歴史上最も長い文献と、時代の変遷の記録や堆積にもなる。写真は記憶の鏡であり、都市の急激な変化を形成する時のために、写真を通じて画面に記録することができる。特に都市の歴史や文化遺物を記録するために、写真を撮ることが撮影者としての義務と責任になる。
今回は写真を通じて、長崎の坂道の風景や生活問題などを記録した修了制作、歴史的重要な資料として残す事ができると思う。
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展覧会、研究発表、プロジェクト活動等
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受賞
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