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郝騰祥/デザイン総合研究 のバックアップ(No.3)


留学生向けの学びあうプラットフォームシステムの構築に関する研究

博士前期課程 デザイー領域 井上貢一 研究室

郝騰祥 Kaku Tusyou




研究の背景と目的

グローバル化の進展に伴い、海外留学を選択する学生が増えつつある(2022 JASSO)。日本に来る留学生のほとんどは日本語のレベルは希望する進路で求められるレベルに達していなく、そして、留学生自身も日本語能力が不十分であり、自ら改善する必要があると考えている(2022 一般社団法人大阪府専修学校各種学校連合会 P11)。また、留学生の約12.4%は学習面だけでなく日常生活にも慣れていない、故郷の料理を食べたいなどホームシックになる点や生活面で分からないこと、聞きたいことなど悩みも抱えている(2018 PRTIMES)。去年、私は日本に来て、最初は日本料理に慣れず、料理作りもできないことに悩んでいた。その時、日本語学校で料理が上手だが日本語が下手なクラスメイトに出会った。私は彼が日本語を学ぶのを手伝い、彼は私の料理を手伝ってくれた。この助け合いを通じて、彼は12月JLPT N2に合格し、私は自分で料理ができるようになった。このことをきっかけに、私たちだけでなく他の留学生も同じような悩みを抱えている人がいるのではないかと感じ、システムを作ることて悩みを解決する助けになるのではないかと思うようになた。さらに、留学生たちは自身の才能、スキル、特技を披露し、他の人々と交流し知識を増やしたいとも考えている「2010 王明潔 P19」。以上のことから、留学生向けの学びあうプラットフォームシステムかあれば、留学生活に満足感か生まれるだけでなく日本人との会話もできるようになるのではないかと思われる。
そこで、本研究では、留学生が自分の才能、スキル、専門知識などを他の留学生と意見交換することがきる留学生向けの学びあうプラットフォームシステムを構築し、このサービスデザインシステムを通じて、留学生同士が、より気楽に、より快適に知識を学ぶことができる環境を提出することを目的とする。   





研究計画

1年目
1、データ収集
留学生の現状や留学生向けの既存サービスをインターネットや文献で収集する。
2、アンケート調査
日本に留学している留学生を対象に,どのような知識を身につけたいかやどうのような知識か欲しいかを把握するためのアンケート調査を行う。
3、データ分析
上記1.2で収集した情報を分析し、どのようなマッチングサービスが提供できるかを検討する。
4、連携環境
留学生同士の学びあうでは,どうしても理解できないところが出てくる可能性がある。また、オフラインで会うことになった場合、100%安全とは言い切れない。そのため地域の塾、日本語学校や喫茶店などと連携を検討することで、留学生向けに様々なサービスやより安全な場所を提供し、留学生に満足してもらえる環境を提供する。それにより塾、日本語学校や喫茶店などは宣伝のチャンスとも言え、顧客数を増やし、Win-Winの状況を実現することができると考えている。
2年目
5、初期シミュレーションの試作
データ分析した留学生のニーズやオンラインとオフラインの検討や連携環境調査を基づき、アプリの初期モデルをデザインする。
6、実証実験
初期モデルの具体的なサービスやブロセスを実証するため、一定数の留学生を招待してユーザーテストに参加してもらい、両方のスキルを向上させることができるかどうかを確認する、使用体験とフィードバックを収集する。
7、UI/UXデザインの改修改善
実証実験収集したデータに基づいて、ユーザービリティを向上するため機能を改修改善する。