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万 人立

万 人立 Man Jinritsu

博士後期課程 デザイン領域 池亀研究室
15号館3F大学院デザイン自習室3

研究テーマ

    「世界のエシカルブランドと中国におけるエシカル動向に関する考察」

 近年、企業や商品のブランドイメージに大きな影響を与える新しい要素がクローズアップされつつある。企業や商品と社会との関係すなわち企業や商品におけるソーシャル(社会的)な側面であり、その中でもとくに注目を集めているのが、企業や商品におけるエシカル(倫理的)な側面である。

 これまでは、企業や商品それ自体の属性価値(内的価値)を高めることでブランドイメージを保ってきたわけだが、これからは、企業や商品と社会との関係価値(外的価値)がきわめて重要になってくる。そういう観点からすれば、社会との関係価値(外的価値)の代表といえるエシカル(倫理的)な側面がより重要性を増してくることが予想される。

 エシカル(ethical)という言葉は、もともとは「倫理的」「道徳的」という意味であるが、最近では「環境保全」「生物多様性」「社会貢献」「人権尊重」「伝統文化の保全」「ライフスタイル」などの概念を含んで使われるようになりつつある。

 本研究「世界のエシカルブランドと中国におけるエシカル動向に関する考察」は、「イギリスをルーツとするエシカルという概念がどのようなものであり、社会の中でどのような役割を担うべきなのか」「筆者の母国・中国におけるエシカル動向の現状はどうなっているのか」、こうしたテーマを中心に考察するものである。

 本研究「世界のエシカルブランドと中国におけるエシカル動向に関する考察」は、全6章から構成されており、「新時代の新潮流として注目を集めているエシカル動向を考察・発表することで、エシカル思想の重要性を広く社会に訴求し、エシカル運動の推進に貢献すること」を目的としている。各章の構成と概要は次のとおりである。

第1章 研究の目的と方法
第2章 世界的に注目を集めるエシカルという概念
第3章 台頭する世界のエシカルブランド
第4章 エシカルの視点からみた中国の動向
第5章 <脱成長>の時代に求められるエシカルの視点
第6章 研究の成果と考察

展覧会、研究発表、プロジェクト活動等

学術論文:「世界のエシカルブランドと中国におけるエシカル動向に関する考察」/日本デザイン学会/万人立 池亀拓夫/2016年8月(掲載認定メール受信)



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Last-modified: 2020-03-17 (火) 17:08:14